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愛憎想起 -side story-  作者: すもすもモスモス
転生者side
4/6

2話 転生

大変遅くなりました。すみません。

 ……………………静かで心地良い…。




 体が羽根みたいに軽い…。




 一体いつからここに居たのだろう……。




 まあ、そんな事どうでもいいか…。

 いつまでもこうしていよう。





 フワフワしたこの感覚が堪らない…。





 一体どれくらい時間が経ったのだろう…。


 ああ、でも…それもどうでもいいか…動きたくない…と言うか、動けない。



 ん?何か…聞こえるような…



『ステータス魔法が適用されます。……ステータス魔法の付与に成功しました。これより本格転移を開始致します。』



 そう聞こえた。聞こえたはずなのに記憶出来ない。


 なんて言ってんだろう…まあこの時間が続くならどうでもいいかな…。


 あれ…体が光ってる…と言うか、体…あったんだ…。




 発光しだす透の体。




『これより、転生魔術を開始致します。』




 再び声が頭の中に駆け巡った。

 すると、声に呼応して体の発光も強くなり始めた。




 本能的に理解した。この時間は終わるんだ、と。


 ああ、もう終わりか…長かったような短いような…


『転生魔術が発動します。』



 ああ、消えるってこんな感覚なんだ…。




 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



『転生魔術、当場所での記憶の抹消…共に完了。次元時空因果律の変換を開始…完了。これよりスリープモードに切り替え、マスター権限を封印します。』



 誰もいなくなった空間でまるで機械音声のような声だけが響いた。

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