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合法落札婚 共通①


「いよいよ明日ね……」

「そうね」


私は貴族の娘だったが、両親の事故死により没落した。


それは悪徳企業の仕組んだワナで、借金のカタに売り飛ばされそうになった私はカーヴァンという男に救われた。


別名を楼主という男は合法的に一定の資産を持つ落札候補者を集めたオークションを開き、私たちの嫁ぎ先を斡旋している。


選ばれた候補者は立ち入り検査を定期的にしているらしく、没落や他界を除き、金持ち生活を送れる。


私の住むヴィサナス星は男女共に生まれついて顔が良い者しか移住できない。


落札される側は美しい異性、する側は桁外れの金持ち。

だからこのオークション式結婚パーティーは20年に一度しか開かれない。


「みんな、ちゃんと落札されるように早く寝るのよ」


しかし、それでも金はふんだんに入る。落札した後でも定期的に金を支払う契約だからだ。

なのによくこんな結婚をするものだと不思議に思う。


――それがヴィサナスの守り神様の授けた愛の力なのかしら?


「ウィラネス星って自分が不細工でも気づかない頑固な人がいるイメージだけど……」

「マダム・カーヴァンはいつ見てもお綺麗ね」



楼主カーヴァンはプライドの高いウィラネス人。高潔さの薄いヴィサナス人とはあまり相容れないとされている。



「ねえ、リライはどんな人がいい?」


■結婚したい相手?

〈誠実で男らしいタイプ〉

〈知的で優しいタイプ〉

〈誰でもいい〉

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