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悪天の魔女(人類最後の日)  作者: rvrioirizer
5/5

予鐘2

「おい!どうなってんだよ!」


「静かにして!“あいつら“に気づかれるじゃない!」


今日は楽しみにしていた修学旅行当日、皆が待ちに待った日、のはずっだった。しかし目の前に広がる光景は私達が


望んでいるものではなかった。3日前に同時多発テロが起こってから世界は混沌包まれた。たった3日で総合死亡者


が340万人を越えたていた。国際連盟は警報を発表し全国民を学校等の広く安全面の高い施設に集中させ合理的に


人々の生存を図ったのだった。


「なんなんだよ!なんなんだよ!どうして自衛隊が来ねーんだよ!もうこっちがどれだけ待ってると思ってんだよ」


「静かにしてっていってるじゃない!あなたそんなに死にたいの!」


「あぁっ!?んだと!そもそもテメーさえいなけりゃもっと速く避難できたんだよ!!馬鹿みたいにこけやがって」


「落ち着けお前ら、マジで見つかる」


「、、、、」「、、、、」


「何でそんなに、余裕があるのよ。あなたも見たでしょ!誠志たちが変な化け物に潰されていくの!!」


「ああ、見たよ、でなに?」


「おいおい?まさか本当に何にも思ってないのかよ、どこのアニメキャ


ガシャンッ!!


!!!


「っっっいっ今の音って!」

「馬鹿!ここの講堂の扉は鋼鉄だぞ!窓ガラスにだって鉄格子がしてある!いくらあいつらでもさすがに」


シュンっ


「え?」

「え?」


一人の男子の体が縦に綺麗に割れる。それもまるで化学に使われる標本のようにきれいに


「ああああぁぁぁぁ!!」


すると、さっきまでしらじらしくしていた男子が一目散に非常口に走り出したのである。


ちょっとぉぉぉ、おいてくんじゃないわよ!!


「まっ待って!」


今出る声をかろうじて出すがその男子が止まるわけがない、非常口につき哀れむよう私を見るのだった


「うるせぇよ、この世は所詮弱肉強食なんだっ」


ぎゅうぅぅちゃっ


「あ、、あぁ、」


しらじらしい男子がしらじらしく潰れる。得たいの知れないもので。


足が震える、力が入らない、どうやら見事に腰が抜けてしまったようだ。


どうしよう!死んじゃう!


必死に手を使って這いずる。前で切断された男子がまるでまだ生きていように見つめてくる。


まだよ、まだ私は生きれる!!


講堂の椅子の下を上手く釣り抜けながらトイレを目指す。トイレの窓から外に出れる!通常の入り口も非常口もダメ


ならあそこしかもう残ってない!


ぐちゃっぐちゃっ


シューシュー


どうやら二匹の化け物はこっちに気づいてない。仕留めた獲物に近づいたり、離れたり、又近づいたりしている


行ける。今なら絶対に気づかれない!見た感じ案外馬鹿っぽいし、集まって来る前に急がなきゃ


意を決して椅子の下からでってトイレに走る、とほぼ同時に足の感覚がなくなる


「え?」


何が起きたかわからず少女は地面に叩きつけられる。


「あぁ!、、あくぅぅっ」


痛い、あまりの痛さに声しかだせない。でも何で?どうして!あいつらはちゃんとまいて、、


シュー



人間はとても“都合“の良い生き物である。そのひとつに思い込みがある。良く聞く話では医者が何でもないただの


食べ物を~に効果がある!と患者に進めるとその患者に説明した通りの効果が表れるというものがある。


二体の生物が馬鹿見たいに同じ行動をとっていたのは隠れた獲物を誘き出すため、追い詰められた獲物は姿を隠し安


全を確認すると避難するため隠れ家からでって来る。


「た、だえか。、誰かぁ、、」


今の少女にそんな余裕はなっかた。考える事よりも、それよりも、死が歩み寄るだろう。


シュー


「うぅぅ、、、たすけ、て」


シュー


右手に剣のような鋭利な物を生やしたその生き物には顔と思われるものはなく、かろうじてガスマスクのような器具


が顔を象徴しているだけだ。その生物は少女に近づき体を剣のようなものでつつき初め、急に何か思いついた様に少


女を抱えた。


「あぁ、誰かぁ、誰かぁっ!」


少女はそのまま闇に消えていった。


ラバーチェ「はぁ?ガキを飼っていいか?どう言うことなんだリース?」


リース「シュー」


ラバーチェ「主様の命令は人間の滅亡。その要望は破棄する」


リース「シュー」


ラバーチェ「おい、聞こえただろう。お前の要望は飲めない、大人しくそのガキを処分しろ」


リース「」

リース「」

リース「」


ラバーチェ「あー!!うるさい!貴様!主様に歯向かうのか!!この恩知らずがぁ!!もういい貴様もそのゴミと一


緒に処分だ!」


魔女「ラバーチェ待ちなさい。」


ラバーチェ「主様どうしましたか」


魔女「そのガキををいかしなさい。リースが雌に興味を持つなんて珍しいわ。」


ラバーチェ「了解しました。リース そのガキの所有を許す。」


魔女「あっでも、そのままだと人間だからちゃんと改造して」


ラバーチェ「聞こえているだろリース、後のことはお前の好きにしろ」


リース「シュー」


まったく主様もどうしてあんなやつの要望に応えるんだろう、まぁ、別にどうでもいいけど


それにしてもあのガキ、死んだ方がましっだったのになぁw


ラバーチェ「さぁ、仕事仕事まだ学校は35個も残ってるんだから張り切らないと!」


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