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友達

屋上に出る扉を開けると、もう空はきれいな茜色をしていて下に見えるグラウンドからは運動部の掛け声が聞こえくる。

そして、俺が扉を閉めて、数歩歩くとそこには学年一の美少女がいた。

美少女はぼーっと景色を眺めている。

だが、なぜだかその瞳はもっと遠くを見ているようにもみえた。

俺はその光景があまりにも美しく感じ、思わず見とれてしまっていると少女がこっちに気づいたようで、小さく俺にお辞儀をしてくる。


「お待ちしておりました。陰山さん」

「お、おぉ」

「では、今からお礼の品を渡したいと」

「ちょっと待て」


俺が食い気味で彼女の言葉を遮る。


「はい?なんでしょうか?」

「お礼とかより、まずあれはなんだ?」

「あれとは?」

「今朝言ってたことだよ。俺の秘密をバラすとか」


俺のその言葉を聞くと、彼女は「あぁ。そんなことですか」というような顔をする。

いやいや、俺にしたらそんなことでは済まないのだが。


「で?あんたはホントに知っているのか?」

「何をでしょうか?」

「だから俺の秘密だよ」

「はい。知っていますよ」


美少女は自信満々にそう言った。

俺は最初はハッタリではないかと思ったのだが、彼女のその態度を見る限りどうやらホントのようだ。

だとしたらなぜ彼女が知っているのだろうか?

俺は思考を張り巡らせて考えていると、そんな俺をよそに勝手に美少女が話し始める。


「まあいいではないですか。私はただあの時のお礼がしたいだけなので」


俺は彼女のその言葉を聞くと思考を止めた。

そうか。別にこの美少女が俺の秘密を知っていようといまいと、彼女はただ俺にお礼がしたいだけなのだ。

なら簡単じゃないか。

ただ彼女がくれるお礼を受け取って、「ありがとう」の一つでも言った後にサッサとこの場から去って、金輪際この美少女と関わらなければいいだけだ。

そうと決まれば話は簡単。


「そうだな。余計なことを考えても仕方ないしな。じゃあ有難くそのお礼を受け取らせてもらうことにするよ」

「はい。では今から渡しますね」


そう言って、彼女は持っていた小さめのバックから小さな本のようなものを取り出して、俺の前に差し出す。


「どうぞ」


俺は美少女の両手に握られているそれを見てみると、どうやらこれは手帳のようだ。


「おぉ。ありがとう」


俺はそうお礼を言って、その手帳を受け取る。

よし。お礼もちゃんと受けとったことだし、あとはいち早くこの場から離れて、これからはこの美少女さんとはもう関わらないようにしよう。


「じゃあお礼も受け取ったことだから、俺はそろそろ失礼するよ。手帳ありがとな」


そう言って俺がここから立ち去ろうと、彼女に背中を向け、足を踏み出そうとする。


「待ってください!」


彼女のその言葉に、俺は一歩だけ足を踏み出して止まった。


「?なんだ?」


彼女の方を見ると、なんか手を下の方で組んでもじもじしている。

どうしたのだろうか。

ひょっとしてまだお礼するものがあったのだろうか。

それはそれでまあ、ありがたいっちゃ、ありがたいんだが。


「あ、あの・・・・」

「どうした?まだなんかあるのか?」


彼女はまだ手を下の方で組んでもじもじしながら、頬は夕焼けで、まるで照れているように見える。

屋上、放課後、夕焼け、そして目の前には照れている女子高生。

このシチュエーションだけ見ると恋愛ゲームの告白シーンのようだ。

まあそんなことは天地がひっくり返っても俺には起こらないだろうが。

俺がそんなことを呑気に考えていると、ふいに彼女が口を開いた。


「わ、私と友達になってください!」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・は?




********


放課後、俺は学年一の美少女が入学式の日のお礼がしたいということで屋上に呼び出された。

そして、美少女が俺の秘密を知っているだの知ってないだのの問題はあったが、ただお礼がしたいということなので、それをもらえば済むことだと思っていたのだが・・・・・・・・


――『わ、私と友達になってください!』――


どうしてこうなった・・・・・。

どうやら屋上に呼び出したのはこれをするためだったようである。


「あ、あの・・・・ダメでしょうか?」


俺が色々考え込んでるうちに、美少女が今度はジャブ的な友達アタックをしてくる。


「いやいや、ダメとかそういうことじゃなくて」

「では、よいということなのですね!」


俺が話し終える前に、美少女は勝手に俺の言葉を解釈してしまう。


「違う違う違う!ってか頼むからいくつか質問させてくれ」

「質問?ですか?」

「そうだ。別に少しくらいはいいだろ?」

「はい。まあよろしいですけど」


美少女は『何を質問することがあるんだろう?』という顔をしながら、質問することを承諾してくれた。


「まず、なんで美少女さんは」

「ちょっと待ってください」

「なんだ?」

「その美少女さんというのは誰のことでしょう?」


美少女さんは不思議そうに美少女さんのことを聞いてきた。


「は?それはあんたしかいないだろ」

「えっ・・・・・・私ですか!?」


美少女さんは自分が美少女さんだと聞いて驚いてるようだ。


なんだよ。

美少女さんは自分が美少女さんだということを知らなかったのかよ。

そんな美少女さんが学年一の美少女さんって、まじこの美少女さんすげぇな。

はい!ここで問題です。この行を含めず、この行から後ろの五行で“美少女さん”は何回出てきたでしょうか?タ~イムショ○ク!

正解は・・・・・・・一回でした~。後ろだよ!後ろ!みんなは引っかからなかったかな~?・・・・・・・・・・・さあ、話の続きだ。


「そうだよ。あんたのことだ。そしてあんたは学年一の美少女って言われてるんだよ」

「えっ、まさか。それは本当ですか?」

「あぁ。本当だ」

「そう・・・ですか」


普通の女子ならこんなことを聞かされたら、明日からどんだけぶん殴っても折れない鼻を持つ天狗ちゃんの完成だろう。

俺がもし学年一のイケメンなんて言われたら、もはや嘘をついてなくても鼻が伸びっぱなしになっちゃうくらいはしゃいじゃう。って、それはピ○キオさんでした。テヘッ☆

だけど、誰もがそのくらいに嬉しがってもいいことのはずなのに、彼女の目は嬉しがるどころか、とても悲しそうで寂しそうなそんな目をしていた。

その目を見て、なんとなく彼女も色々過去に大変なことがあったんだろうと察しはついたが、考えたところで話が進まないので、少しの間を開けてから俺は口を開いた。

「で、俺の聞きたいことなんだが。なんで美少女さんは俺に友達になるように言ってきたんだ?」

「それは陰山さんと友達になりたいからに決まってるじゃないですか。あと美少女さんはやめてもらえますか?恥ずかしいので」


いや、そりゃそうなのかもしれないけど。


「だってあんたは今朝の時だって沢山の人に囲まれていたじゃないか。あんだけ友達がいるのにわざわざ俺に屋上まで呼び出して、友達なってくださいなんて明らかにおかしいだろ」


美少女は美少女さんと呼ばれるのが嫌と言ったので、前半呼んだようにあんたと呼ぶことにしたが、我ながらひどい名前の階級(ヒエラルキー)の下げ方である。


「いえ。私は友達が今のところ、というよりも人生の中で一回もできたことがありません」

「・・・・・・・・・?」


今何と言ったのだろうか?

人生の中で一回も?友達ができてない?

もしいま彼女が言ったことが本当ならば、俺は彼女の言っていることが理解できない。

なぜなら、確かに高校生まで一回も友達ができないという人はこの世にいるかいないかと言ったら、数人ぐらいはいるのかもしれない。

だがしかし、そういうやつは大体、周囲に自分を合わせられないやつらか、性格が内向的で他人と関われないやつらの中でもさらに限られた人の話であって、まして学年一の美少女と言われているであろう人が友達がいないなんてのは、俺からしてみればありえない話なのだ。


「じゃ、じゃあさっき言った今朝、あんたを取り囲んでいた人はどうなんだよ?あれは友達じゃないのか?」

「あの人達は、なんというか・・・・・・友達という感じではない気がします」


友達じゃない?

あれが友達じゃなければどういうのが友達なんだろうか?

高校に入って幼なじみとしか、ちゃんと関わってない俺にはさっぱりわからない。


「じゃあどういうのが友達なんだよ?」

「それはファミレスでおしゃべりをしたり、カラオケで盛り上がったりするものだと思うのですが」


俺は驚いた。

何に驚いたかというと、こんな上品でお嬢様のような人の口からファミレスやカラオケなどという言葉が出てきたからだ。

だってこういう人は「そんな庶民の遊びなどやってられませんわ。うふふ」みたいなことばかり思っているんだと思ってた。

まあ今までのこの人の言動とか聞いていれば、そういう人ではないことぐらいはわかってはいたが。

でも待てよ?

いま彼女が言ったことが、彼女の理想の友達像ってことは・・・・


「まあそれがあんたの理想の友達ってことになると、もし俺があんたと友達になったらカラオケとかファミレスでおしゃべりとかしないといけないのか?」

「はい、まあ・・・・そういうことですね」


なんだと!?俺が?学年一の美少女と?カラオケ?ファミレス?

そんなの・・・・・そんなのは・・・・・


「却下だ!」

「・・・・はい?」

「だから、あんたが言った友達になってくださいってやつだよ。その返事だ」

「・・・・はい?」


どうやら俺の返事が予想外だったのか、彼女の頭の中は混乱しているようだ。

なんだ?このお嬢さんは断られる可能性を考えてなかったのか?

それは誤算だったな。

なんせ俺はモブキャラとして目立たないように、この学校生活を送りたいのだ。

そんな俺が美少女と友達?ナンセンスである。


「これで要は済んだな?じゃあ俺そろそろ帰るから」


俺がそう別れを告げて歩きだした。

さあてモブ生活を送るにしても、幼なじみは大丈夫だとして、あの嫉妬に満ち溢れた男子生徒+幼なじみの集団はどうしようかな。

ってか、なんで早苗がいるのかいまだに疑問なんだが。

まあ人の噂も七十五日って言うし、あの美少女と関与を持たなければ時期収まるだろ。

ひとまずその件は解決として・・・・


「待ってください!」


俺はまたその声で歩き出していた足を止めて、彼女の方を向いた。

なんだろう?

今度は知り合いになってくださいとでも言うつもりだろうか?

もしそうだったら、「俺たちもう知り合いじゃね?」と言ってこの場から去ろう。

しかもこれだったら別に今後関わる必要なくなるしな。

だって一回知り合ったらそれはもう知り合いで、今後何があろうとと知り合いというステータスは変わらないということだ。

つまり今後一回も会わなくても、知り合いのままというわけだ。

我ながら完璧な作戦。

そんな完全無欠な戦略を立てた後、美少女の攻撃に備え俺は口を“お”の形にして準備しておく。


「陰山さんがそんなことを言うなら私にも手があります。それは・・・」


よし。来るぞ。最初は“お”だぞ“お”。

俺が準備万端の状態になった瞬間、美少女が少し時間を置いたあと、口を開く。


「あなたの秘密を学年中にバラします!」

「お・・・・・・・・お?」



そっちできたかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?



**************


今陰山さんは大ピンチである。

どう大ピンチかというと、九回裏、二死満塁、一打逆転の場面で、右肩痛、右肘痛、右膝痛持ちの右ピッチャーくらいのピンチ。

まあ具体的に俺がどんなことを言われたかというと、『私と友達にならなきゃあなたの秘密全部バラしちゃうぞ♡』宣言されたわけである。

ホント最近の若者は無駄に知恵をつけているもんだ。

よい子は絶対知恵をつけないで欲しい。

陰山兄さんからのお願いである。


「おい。秘密を学校中にバラすってどういうことだよ」

「だからその言葉通りです。私と友達になってくれなければ、あなたの秘密をあることないこと全部ぶちまけます」

いやいや、ないことぶちまけちゃダメでしょ。しかもだんだん言葉遣いが少し悪くなっているような。

「でも、あんたの知ってる秘密が本当のものかどうかわかんないぜ。嘘だってこともある」

「それはありません!」


彼女は自信ありげにそう言った。


「なぜなら、私は入学式のあの日以来、過去から今に至るまでのあなたを調べつくしたからです!」

「過去から今?」

「はい、そうです。あなたがどんな人間でどんなことが過去に起きたのかすべて把握しています」

「それって軽くストーカーじゃねーか!?」

「人聞きが悪いですね。戦略的手段と言ってください」


絶対違うだろ。ってか友達作るためにそんなことまでやるとか、その労力違うところに使えよ。

しかしどうする?

このままだと、こいつとカラオケとか行かなければならなくなる。

そんなのは絶対にごめんだぞ。

仕方がない。ここはあいつがミスってることを信じて


「おい。お嬢さん。その秘密もし間違ってたらどうするよ?」

「そんなことは絶対ありえません」

「もしもの話だよ。そうだったら秘密の意味も、俺が友達にある理由も全部なくなっちまうぜ。それだったら俺に一回その秘密とやらを聞かして本当かどうか反応を確かめた方がいいんじゃねーの?」


さて、こんな見え見えの誘いに乗ってくれるか。


「そうですね。いいでしょう」


俺は彼女のこの言葉を聞いて思った。

こいつ・・・・・・・・・・・・ひょっとして馬鹿?


「では言ってあげましょう。あなたの秘密を。それは・・・」


俺はごくりと息を飲む。

彼女はまるで犯人を突き止めた探偵のように、俺に対してビシッと人差し指を立てて、彼女は言った。


「すごく目立つのが嫌なことです!」


なん・・・だと!?・・・・・・・・・・・・は?


「どうです?あなたの秘密ちゃんと知っていましたよね?これで陰山さんは私と友達になるしかないというわけです」


俺はそんな何か言ってる彼女をよそに、一歩また一歩と帰るため足を踏み出していた。


「ちょ、ちょっと待ってください!なんで帰るんですか!」

「いやー。だって、もう帰る時間だし」

「そ、そんなこと言っていいんですか?もし私と友達にならないで帰ったら、あなたの秘密を全部」

「いいよ」

「・・・・・ほえ?」

「だからいいって。バラしても」


俺のその言葉にさっきまでの自信はどこへいったのやら、みるみる美少女の顔色が悪くなる。


「え?だって陰山さんは目立つのは嫌いのはずじゃ」

「まあそれはそうっちゃそうなんだけど。それを誰かにそんなこと言ったところで、それよりも今朝あんたと絡んだことの方がよっぽど話題になってると思うぜ。まあそれも今後俺があんたと関わらなければ収まるから、俺としては問題はない」


俺がそう説明すると、美少女はがっくりとうなだれて顔を俯かせていた。

少し悪いことをしただろうか。

彼女の様子を見るとそんな気持ちが湧いてきた。

でも仕方がないことだ。

彼女は彼女の事情があるにしても、俺にだって俺の事情がある。ここで情けをかけるわけにはいかない。


「今度こそ俺は帰るからな。じゃあ」


俺は落ち込む彼女を冷たくあしらうようにそう言って、彼女の元を去ろうとすると


「陰山さん!」


彼女がその上品な雰囲気とは想像できないような、力強く大きい声で俺の名前を呼んだ。

俺はその声に驚いて、三度彼女の方を見ると彼女は今までになく真剣な眼差しで俺を見つめていた。


「陰山さんは目立つのが嫌いなんですよね?」

「まあ、そうだけど」


俺の言葉を聞いて、彼女は一つ深呼吸する。


「では、私が今ここであなたの彼女だと学校中に響き渡るような声で叫んだらどうなるでしょう?」


俺は彼女のその言葉に動揺を隠しきれない。

ちょっとまて。

何をおっしゃっているんだ、このお嬢様は。

そんなことしたら俺のモブキャラライフが。


「いいんですか?言っちゃいますよ?」


俺がまだ戸惑っているのときにこれを逃すまいと美少女は連続で攻撃をしてくる。

まずい。だがしかしどうすればいい?


「本当にいいんですか?言っていいんですか?」


俺を焦らせる気なのか、美少女は再度俺に攻撃をしてくる。

焦るなよ陰山 悠人。ここは冷静にいくんだ。

そう俺は自分自身に言い聞かせて、この状況の打開策を考える。

そして俺がふと彼女の顔を見ると、


彼女は泣いていた。


俺は一瞬なぜそうなったのかわからなかったが、今までの彼女とのやり取りを考えてみると何となくだが理解できた。

おそらく彼女はその美しすぎる容姿と可憐でお嬢様のような立ち振る舞いによって、他の人からは友情というよりは尊敬という思いの方が大きかったのだろう。

尊敬は友情よりも少し距離がある。

だから彼女はいつも彼女の傍にいる人たちのことを“友達ではない”と言ったのだ。

そして俺が思うに、そんな彼女が誰かに友達になってくれるようにお願いするのは初めてだったのではないだろうか。

もし過去に今やったことと同じことをやったのならば、された人が了承しないわけがない。(俺は例外として)

そして今、彼女が勇気を出して言ったであろうことが、もしかしたら俺に断られるかもしれない。

それが嫌で、彼女は思わず涙を流してしまったのだろう。

たぶん彼女はやり方が少し不器用なだけで、もし俺がここで断っても、彼女ならすぐに自分の求める“友達”ができると思う。

でも、俺は思った。

その最初の“友達”が俺というのも悪くないのかもしれないと。

それでいて彼女とならもしかしたら――――――――――――――――――――――


「俺でよかったらいいぜ」

「・・・・・はい?」


いきなりで俺の言葉の意味が分からないのか、頬に少し涙がつたりながらキョトンとしている。


「友達。なるんだろ?」


俺がそう言うと、彼女はようやく理解できたようだ。

さっきまで泣いていたのが嘘のように満面の笑顔になる。

「は、はい!」

「そういえば、名前聞いてなかったな」


俺がそう尋ねると、美少女は尚も嬉しそうにしながら


「申し遅れました。私は(おう)(そら) (さき)といいます」

「そうか。じゃあこれからよろしくな桜空」


俺がそう言って、彼女の前に片手を差し出す。

そうすると彼女は笑顔のまま、俺の手をぎゅっと握って、


「はい!よろしくお願いします!陰山さん」


こうして、俺と桜空は入学二日目に友達になった。


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