ファイヤーズ集結。
約束の日曜日がやって来た。
私はみんなより一足早く秘密基地に着いて、軽く掃除などをしていた。
やがてカズトがやって来た。
以前と違って、当たり前だが身長も伸びて眼鏡をかけていた。
服もなんだかオシャレなものを着ている。
「……よぉ。」
そう言いながらカズトは入ってきた。
「掃除なんかしよっと?」
「しばらく使ってなかったけん、蜘蛛の巣がひどくてね。」
そう言うとカズトは手伝い始めようとした。
その時――――
カズトの手が止まった。
「レン……?」
「えっ……?」
「どうしたんだ、なんでここにレンがいると?!」
「見えると?!」
と私が聞くと、
「見えるもなにも、レンだよな?な?」
とレンの背中に手をあてるカズト。
「え……じゃあ俺の声も聞こえとる……?」
「うん、聞こえるばい!」
そんなときノボルがやって来た。ノボルは昔とあまり変わっていなかった。
ノボルも入ってくるなり、
「レン……?!」
とびっくりしていた。
さらにやって来たユタカもびっくりしていた。
「なぁ、これって……」
緊張感のある声でユタカが言った。
「生き霊ってやつらしい。レンの病室にも行ったけど、変化はなにもなかった。」
「でも、こぎゃんはっきりしとると……違和感が……」
ノボルが言うと、みんなが頷いた。
「こぎゃん見えるのはどうも俺たちだけらしい。」
と、カズトが言った。
「他の人には見えてないみたいと。」
「で、今日集まったとは?」
「レンの望みを叶えてやると、レンが目覚めるかもしれないって、和尚さんが。」
「マジかよ!?」
「うん、マジで。」
「で、レンの望みってなん?」
ユタカが聞くと、レンは肩をすくめて、
「これから探すところ。」
と言った。
「みんなに集まってもらったとは、レンの望みを一緒に探してほしいと。」
私は力説した。
「レンは現れてすぐ、僕たちば探しはじめようかしたと。だけん、みんなが集まったら、もしかして、と思ったと。」
うんうん、と皆が頷いた。




