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星の下で  作者: ちびひめ
25/29

成仏

それからは毎日レンと過ごした。

ご飯を食べていると横からちょっかいだしてくるレン。

しかし、攻撃パターンが毎回同じなので、回避も簡単だった。


これまでのことをあわせると、レンは生き霊で、俺には見えて触れるし触られるけれど、他人からは見えもしなければさわることもできない、といったところか。


私はネットで熱心に生き霊についてググったが、怖い話ばかり出てきて、生き霊の生態というか、成仏できるのか、もしできるなら成仏した後はどうなってしまうのか書いてあるページはほとんどなかった。


もし、成仏したらレンも死んじゃうなら、どうにかして身体に戻る方法を見つけなければならない。


それはとても難しい問題だった。


ネットではらちがあかないと、私は近所の寺を巡ることにした。最初に行った寺では、霊的な話はわからないと言われ、次に行った寺ではいそがしいからと、けんもほろろだった。

最後の頼みの綱である小さな寺。

そこでようやく話を聞いてもらえた。


「生き霊は、成仏しません。」

「えっ?」

「生き霊は呪いの一種ですから、身体に戻るか、そこで消えるか、の二択になります。」

そう住職さんは言った。

「じゃあ、消えちゃっても何も起こらないってことですか?」

「あなたの場合だと、レンくんの想いが強くとりつかれたことになるので、もしかしたら願いを叶えると、本体の方のレンくんにも影響はあるかもしれませんね。」

「それって……」

「レンくんの目が、覚めるかもしれないということです。」

やった!!と私は喜んだ。

「あくまでも、かもしれないと言う話ですよ。」

「それでもいいんです。可能性さえあれば……」

私は喜んで帰路についた。

レンも喜んでいた。

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