「厨二病的妄想とか」
厨二病というか、十代の頃によくしていた痛い妄想というか。
お話を書く人間には、多少なりともそういう「少々イタイ」経験があるんじゃないかな、と思うのですが皆様いかがでしょう?
わたしの場合、別に左手を押さえて「静まれ俺の左手よ」とつぶやいたりとか、片目を隠したりとか、怪しげで無駄に意味深な言葉を吐いたりとか、そういうことはなかったのですが、いくつか妙なことを考えていました。
例えば十代の頃、半ば本気で信じ込んでいて、今でも「もしかしたらある」んじゃないかと思っている妄想が、「世界は全て作り物」というやつで、「世界は誰かの書いた物語」というものでした。
これは逆説的に、この世の全ての架空のお話は「ここではないどこか」では現実のように存在しているという考えでもあるので、そういう世界にいけたらいいなーとか、そんなこと考えてるから、今でもお話とか書いてるんでしょうねぇ。
……中一の頃書いてたお話は、作中に「作者」と呼ばれる人物が出てきたり、お話の世界の登場人物が現実世界に現れるものだったりと、まさに「妄想」と呼ぶにふさわしいものでした。そんなのを大学ノート9冊分とか書いてたんですよねぇ……うぎゃー。しかもそんなシロモノを、「なかなかうまく書けている」とか思ってたんですよねぇ……うぎゃー。
思い出したらハズカシクテハズカシクテショウガナイですね……。
あー、でも、わたしの書いてる「~駄文」の本とかも現在進行形の黒歴史ですよねぇ。
また何年かしたら、自分の書いたもの見て「うぎゃー」とのたうちまわるのでしょうか。
せめて、ふふふ、か、にやり、くらいに微笑むことが出来るものを書いていきたいものです。