表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/13

「黒歴史とか」

 ワープロ専用機というものをご存知でしょうか。

 昔はパソコンが何十万円とかしてたので、10万そこそこで手に入る文章を作成するためだけのワープロ専用機というものがそれなりに需要があり、いろいろな会社から発売されていたのです。パソコンの場合はさらに何万かするワープロソフトを購入した上、さらに10万とかするようなプリンタまで買わなければいけなかったりしたのですが、ワープロ専用機は大抵プリンタ一体型で、しかも文章作成に特化しているためヘタなワープロソフトでは太刀打ちできないくらい色々な機能を備えていて、文章を作成する目的であればパソコンを買うよりワープロ専用機を買う人の方が多かった気がします。

 まぁ、もっとも、パソコンの進化の結果、淘汰されてしまったわけですが……。

 こちらを利用されてる方で、どのくらいの人がワープロ専用機の存在を知ってるものなのでしょうね?


 わたしの父は高校の教師で、昔はタイプライター(これも知らないひと多いのかな?)なんかで、お知らせとかの原稿を作成して、印刷機(コピー機にあらず)で印刷とかしていたのです。その延長上で我が家にもワープロ専用機が導入されて、わたしは外字作成機能でドットを使ってお絵かきとかしてよく遊んでいました。

 もちろん、本来の機能を使ってお話なんかも書いていました。

 父が使っていたのはSANYOのワープロ専用機で、わたし自身も後にバイトでお金をためて同じSANYOのワープロ専用機を買いました。社会人になって一人暮らし始めたときにも持って行ったんですが、ノートパソコンとか買ったら使わなくなって、何度かの引越しでダンボール箱に入ったまま埋まってたんです。

 ワープロ専用機はパソコンとファイルのフォーマットが違うので、パソコンでは読み込めません。そのうちノートパソコンに移し替えようと思ったままずるずると月日が過ぎて……。

 で、本題はここからなんですが。こないだ、ふと思い立って引っ張り出してきたら、まだちゃんと動いたんです。びっくりです。「黒歴史が、発掘されてしまいました」

 中学の頃とか、高校の頃に書いた、うぎゃーであわわな文章の数々が出てきて、なんというかかんというか

 必ずしも今の自分の書くものの方がよいというわけではないのですが、昔書いたものはたぶん今では絶対書けないだろうなというものも結構あって、色々思うところがあります。

 発掘された「奇々怪々」「夜空のきらめき」のファイルから、いくつかは短編として投稿済みです。texpoの時分には一冊本を作って公開していたのですが、「小説家になろう」では投稿の200字制限があって短い文章のが公開できないのが残念です。

 他人の黒歴史に興味のある方はどうぞ。主に詩のようなものになります。


「ひまわり」

http://ncode.syosetu.com/n4437ba/


「ぜんまい人形」

http://ncode.syosetu.com/n4447ba/



 お話も結構あるんですが、完結したお話はほとんどないのと、詩と違って直すべきところが多すぎてちょっとまだ載せられる状態にありません。だいたいまずワープロ専用機の画面を見ながら、ノートパソコンで文章を打ち直す必要があるので結構大変です。興味のある方いらっしゃるか不明ですが、拙著「もうひとりの君へ まだ見ぬあなたへ」に出てくる水流明日菜先生のお話「眠り姫」は一応完結してるのでそのうち本にするかもしれません。時間かかりそうですが。


 黒歴史を自ら晒そうというのは、やっぱり露出趣味になるのでしょうか。恥ずかしいけれど、誰かに見てほしいという感情は。昔はひとりで書いていて、少ない友人くらいにしか見せることも無くて、でも今はネットとかで簡単に大勢の人に見てもらうことが出来るので、さらけだしたくなっちゃうんでしょうか。

 そうそう、本当の本当に黒歴史な手書きのノートは実家にあるのでさらそうとおもってもさらせません。手元にあったら、アレさえもさらそうと考えてたんじゃないかなと思うと手元になくて一安心。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ