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怪異怪域 怪異探偵の助手、白瀬真の怪異譚  作者: 山外大河
一章 縁喰い

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ex 人間は怪異より奇なり

《なんでも怪異のせいにするものじゃないよ。なにせこれ絶対怪異の仕業だろっていう一件ですら、全然関係ない事もザラだからね。そんな程度の事じゃ怪異が絡んでいるとは思えない》


 縁喰いの被害者である白瀬真が抱えたコンプレックスに対し自分は。

 黒幻霞はそう返答した。


 そんな回答の中に忖度や思惑のようなものは挟んでいない。

 真正面から思った通りの言葉を返したつもりだ。


 実際、彼のコンプレックスと怪異が直接関係している可能性は低いと思う。

 該当する怪異が思いつかないというのも理由の一つではあるが、それ以上に彼にも伝えたとおり、絶対に怪異の仕業だと確信できるような事ですら、怪異とは全く関係がない事柄である事が大半を占めるのが現実だからだ。


 例えば一昔前のバイトテロと呼ばれるような行為や飲食店での迷惑行為をSNSに投稿するといった行為。

 これらを自分は直感的に縁喰いの仕業だと思っていたわけだが、以前話した同業者曰く九割九分の割合で怪異なんて全く絡んでいない、人が純粋に人のまま起こした一件だそうだ。

 そうした行為ですら怪異が絡んでいない。


 事実は小説より奇なりという言葉があるように、人間は怪異より奇なりという事もざらにあるという訳だ。


 だから彼が話してくれたようなコンプレックスは……言葉が悪いがその程度の悩みは。

 怪異などとは関係がない普通の物だと思っている。

 もっと歳を重ねた中高年が言っているのならともかく自分達位の年代ならば、そうおかしくない悩みな筈だから。

 ……もっとも思考は巡らせてみたものの、自分のような三流の見解に信憑性なんて無いに等しいのだけれど。


(まあ私の助手になるんだ。もし見解が間違っていても、その時なんとかしてやればいい)


 この見解が間違っていたとして、その場合既に間違えた三流である自分に何かできる事があるのかは分からないけれど。

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