【84日目】愛している
こんばんは。
メリークリスマス。
ついに、今日はクリスマスですね。
カレンダーを見て、「ああ、本当に来てしまったな」と思いました。
皆さんのところには、サンタクロースさんはやってきましたか。
プレゼントを枕元に置いていく、あの赤い服の人です。
僕のところには……どうやらサンタではなく、
死神のほうが来ているみたいです。
……こういうことを言うから、元カノにドン引きされちゃうんですよね。
でも、冗談抜きで、日に日に体が弱っているのは事実で、
この感じだと、そのうち本気で「お迎えにあがりました」と言われても
おかしくない気がしています。
なんてね★
……。
せめてケーキぐらいは食べようかな、
と一瞬思ったんですけど、そもそも買いに行くこと自体が、
今の僕にはなかなか難しい状態で。
なので今日は、
特別なことは何もしないクリスマスです。
はい。
小説の話に戻りましょう。
【進捗】
◆ 執筆文字数 +700字
◆ 累計文字数 97,700文字
締め切りまで、あと6日。
ついに、一週間を切りました。
いやあ……。
本当に、あっという間ですね。
振り返ると、
僕はこの数週間、ほぼずっと原稿を進めていました。
起きて、書いて、少し休んで、また書く。
そんな毎日です。
ただ、正直に言うと、
昨日からどうしても主人公の心の内に踏み込めなくて、
原稿の進みはかなり遅めでした。
体調不良というのも、もちろん要因の一つではあるのですが、
それ以上に、気持ちの問題が大きかったと思います。
結果として、
誤字脱字のチェックや、
文章の細かい修正をしているうちに、
気づけば一日が終わっていました。
このままでは、
原稿をきちんと完結させることができない。
そう感じたので、
改めて、この主人公の核心――
恋心と、真正面から向き合わないといけないな、
と思いました。
そのためには、
作者である僕自身を、
もう一段、彼に投影する必要がある。
そう考えて。
はい。
元カノとの、約15年分のクリスマスデートの写真を見返していました。
……分かってます。
だいぶ病んでますよね。
今さらですが。
でも、15年です。
13歳の頃から付き合っていたわけですから、
思い出の量だけで言えば、人生の大半を占めています。
とはいえ、
中学生の交際なんて、今思えば大人の真似事みたいなもので。
本当に「異性」として、
彼女とちゃんと向き合ったのは、高校生になってからだった気がします。
学生のころは、
定番のデートスポットに行って、クリスマスケーキを食べて、
プレゼントを交換して、日付が変わる前に解散。
その様子を目撃されて、
同級生たちから冷やかされたりもしました。
今思うと、少し照れくさいですね。
大学を卒業して、お互い社会人になってからは、
少し背伸びをするようになりました。
ちゃんとしたディナーに行ったり、
泊まりがけで旅行をしたり。
それから2~3年ほど前になると、
大体のことがマンネリ化して、
自宅デートが増えていって。
……こうして振り返ると、不思議と、嫌な思い出はほとんどなくて。
いい思い出ばかりが残っています。
僕の人生のほとんどに、彼女がいて、
彼女の人生にも、ずっと僕がいた。
そういう時間だったんだな、と改めて思います。
写真を見返しているうちに、だんだん胸が苦しくなってきて、
途中、涙ぐみそうになった瞬間もありました。
でも、すべてを見終えたあとで、
ひとつだけ、はっきり分かったことがあります。
Q.
どうして主人公は、
自分が傷つくと分かっていても、
ヒロインに想いを伝えようとしているのか。
A.
主人公は、ヒロインを解放したいから。
この中途半端な関係を、
終わらせるつもりなんですよね。
ヒロインからすれば、
主人公がずっと自分のことを好きだ、
という事実を知っている。
でも、もうヒロインは主人公を愛していない。
それでも、
もしここで何も言わなかったら、ヒロインの心のどこかに、
主人公の存在が引っかかり続ける。
「まだ私のことが好きなのかな」
「私は幸せになっていいのかな」
「私を恨んではいないかな」
今後の人生の節目ごとに、主人公の影が、ふとよぎる。
彼らの関係性は僕と元カノ以上に、深く、長い付き合いです。
そんな未来は、主人公の本意ではない。
だからこそ、
「愛している」と告白し、
ヒロインから
「私にはもう愛はない」と
きっぱり拒絶される必要がある。
そして、
主人公から「幸せになってくれ」と言われて、
ヒロインはようやく、主人公の呪縛から解かれる。
自由になって、新しい人生を歩いていける。
そのために、彼は自分の心を引き裂いてでも、
想いを打ち明ける。
ヒロインの心の棘になってでも、忘れられたくない、
そういう気持ちだと思っていました。
でも……。
それは、本当の愛なんかじゃないんですよね。
愛している人の幸せを心から願う。
それこそが、愛ですよね。
僕は……。
原稿に戻ります。
それでは、また明日。




