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90日で小説を1作書き上げるまでの記録!  作者: 桐山なつめ


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【69日目】主人公の選択

 こんばんは。


 12月10日。締め切りが……刻々と近づいてきていますね。


 最近、ちょっと物覚えが悪くなってきたように感じます。

 と、いうのも……小説を書いているときって、

 モノの名前とか、建物の名称とか、そういうのを調べながら書くじゃないですか。

 だから、創作活動が長くなってくると、自然と雑学知識が増えるというか……。

(元カノには物知りだね! だなんてよく言われていましたが笑)


 ただ、この頃

「あれ? これなんて名前だっけ?」

「なんて呼ぶんだっけ?」って、思考が止まることが増えてきたんです。


 物の名前だけなら、まだいいんですけど、直前までしていたこととかを忘れていたり。

 先週のことが全然思い出せなくなっていたり。

 うーん、嫌だなあ。なんだか、嫌な予感がします……。

 杞憂だと良いんですけど……。


 まあ、あんまり気にしないようにはしますけどね。


 さて、小説の話に戻ります。


【進捗】


 ◆執筆文字数 +1800字

 ◆累計文字数 81900文字


 ついに……今日から第三幕に突入しました。


 精神的にも、肉体的にもボロボロになった主人公は、

 第二幕後半を経て、ようやく【ある決断】に辿り着きます。


 それは、長く抱えてきた――『ヒロインへの想いを、手放す』ということです。


 直前のプロットでは、彼はヒロインのことを愛していましたし、

 彼女の愛こそが彼の存在理由でしたので、

 たとえここで何が起ころうとも、「ヒロインへの気持ちは絶対に諦めない」という選択をする予定でした。


 結末もハッピーエンドで完結させるつもりでしたしね。

 愛の力で貫く強さを描くつもりだったんです。


 でも……結末が悲恋に変わったことで、テーマも変わる。

 つまり、主人公の在り方が変わります。


 前にも書きましたが、この主人公は相当なヒロイン狂いです。苦笑

 剣を磨き、命を懸けて戦い続けたのは、すべてヒロインにもう一度愛してもらうため。

 努力も執念も、全て「報われたい」一心でした。


 しかし、第三幕で、彼はとうとう、その"執着"を手放します。

 ただし――剣は握ったまま。


 ヒロインには愛されなくても、自身のため彼は剣を振るう。

 どれほど空回りでも、どれほど滑稽でも。

「強い自分でありたい」という意志だけは、彼の中に残る。


 愛されなくても、愛することをやめない。

 求められなくても、在りたい自分を貫く。


 それってもう、執着を超えて、

 ある種の狂気だなって、自分で書いていて思います。


 でも、きっとこういう想いって、大なり小なり皆さん抱えているんじゃないでしょうか。


 たとえ叶わなくても、想うだけなら自由ですよね。


 そんな強さを持てる人は、どこかで報われてほしいなと思います。

 少なくとも、物語の中では。


 それでは、また明日。

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