登場人物
荒神遊記の登場人物です。本編が進むにつれて適宜アップデートしていきます。
(注意)キャラクターによってはネタバレを含んでいます。
【弥胡】
読み方:やこ
年齢:十四歳
他人の感情や苦痛に同調してしまう体質から、厄介者として山に捨てられたところを、九重に拾われる。
神庁に保護という名目で拉致され、巫女として仕えることになった。他人の精気を吸引する補魂の性質の持ち主。天招の巫女。
【ダウィル】
年齢:不明。見た目は二十歳くらい
自称民俗学者。趣味は人間観察。目が鮮やかな緑色に光る。天真爛漫で何でも食べる。餌付けと称して弥胡を構いたがる。様々なものに擬態できるが、大陸の男の姿がお気に入り。風が主属性の上級精霊。
【九重】
読み方:くのえ
年齢:享年六十ニ歳
弥胡が十歳の時に山に捨てられていたのを保護した。妖人と呼ばれて差別されていたので、若い頃から山小屋に籠って生活していた。先祖に神がいるが、四世代目なのでほぼ神力は使えない。瞳が青味を含んだ白にぼんやりと光ってしまうため、常に精気を制御していた。弥胡が十三歳の冬に死去。
【宵慈】
読み方:よいじ
年齢:不明
狼のような外見の、闇属性の妖獣。青味を帯びた銀色の体毛に、黒い目。妖力を使うと目が鈍色に光る。九重の相棒だったが、彼女の死後は弥胡と暮らしていた。
【三明】
読み方:みあけ
年齢:十三歳
都の商家出身。茶褐色の髪にそばかす顔。祖母が外国人。星読の下位巫女。透視の神通力使い。弥胡の指導役として奮闘している。ツンデレ気味。
【桜香】
読み方:おうか
年齢:七十三歳。見た目は三十路
中立派の中級貴族植野家の出身。鬼鎮の上位巫女。水属性の神力使い。弥胡に座学や精気の扱いを教える。泣き黒子の美人。袿は青磁色。三世代目の神力使い。子供はすでに天寿を全うしている。
【月夜】
読み方:つくよ
年齢:十五歳
鬼鎮の下位巫覡。念力の神通力使い。左頬に十字の傷痕がある。涼し気な容貌のイケメン。下級貴族出身だが、神庁での扱いは平民同様。
【冬成】
読み方:とうせい
年齢:ニ十歳
四大貴族国満家の次男。鬼鎮の上位巫覡。念力と瞬間移動の神通力使い。第一皇子空栖に仕えている。イケメンの上に正義感が強く、女性からモテる。水干は空色。
【空栖】
読み方:からす
年齢:八十歳
神波国第一皇子。称号は春宮。精悍な顔つきで大柄、がっしりとした体躯。婚活にうんざりしている。勘が鋭く、ダウィルに本能的な畏怖の念を抱いた。神の血を引いている。父帝は三世代目、母が二世代目。神力の属性は火。
【橘】
読み方:たちばな
年齢:不明。三十代くらいの見た目。
四辻に仕えている。星読の上位巫女。念視と先視の神通力使い。狐目で紅い唇。先視で弥胡が「嵐を喚ぶ乙女」と出たため、政権争いに利用しようとしている。袿は淡黄色
【英】
読み方:はなぶさ
年齢:不明。見た目は二十代
鬼鎮の上位巫女。氷属性の神力使い。第ニ皇子派の中級貴族出身。垂れ目だが、顔に性格の悪さが出てキツく見える。嗜虐趣味があり、何かと弥胡を馬鹿にしている。袿は孔雀緑。
【四辻豊徳】
読み方:よつじとよのり
年齢:四十ニ歳
四大貴族四辻家五代目当主。神庁を司っている。白髪交じりの頭。第二皇子を擁立していて、第一皇子派と対立している。弥胡を政権争いの道具にしようと模索中。
【斗貴】
読み方:とき
年齢:四十三歳。見た目二十代前半
神波国第二皇子。称号は夏宮。端正な顔つきだが、唇が薄いせいで酷薄に見える。虎視眈々と帝位を狙っている。既に正妃と子供がいる。神の血を引いているため、老化は遅いが神力が弱い。父帝は三世代目、母が三世代目。神力の属性は光。現在、後ろ盾となってくれる神様募集中。
【弐泰】
読み方:にたい
年齢:百八十歳。見た目は四十代後半~五十代前半
北江偉を自治している江吏族の棟梁。神の血を引く者。母親が受肉した神。神力の属性は水。
【阿凛】
読み方:ありん
年齢:八十ニ歳。見た目は二十代
弐泰の娘。都周辺の女性より大柄でがっしりとした体格。目鼻立ちのはっきりした美女。神の血を引く者。神力の属性は水。弥胡は密かに第一皇子空栖と阿凛がくっつけばいいのに、と思っている。