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あいうえお作文

作者: 祁答院 刻

あいうえお『喜』


朝を告げるような日差しが

いつもに増してまぶしい日

歌でも歌いたいぐらいの幸せ

永遠に続いていけ、とお願い

おはよう、今日も交わされる


かきくけこ『狂』


怪物と人々から呼ばれている

君の誕生日が来てしまう

食い荒らされたトマトの一部分

消せるものか、この恨みつらみ

今年も藁人形片手に祝う


さしすせそ『花』


咲いた咲いたそこここに

雫一滴の儚さでだけれど

鋭いなにかを備えている

静止画みたいに動かない

それでも百点満点の笑み


たちつてと『失』


企まれていたんだね、予め

血腥(ちなまぐさ)い事件の裏で

突き指に似た、こころの痛み

点滴をうたれていたね、あの夕方(とき)

ドラマチックな事件の直後


なにぬねの『唯』


涙もろくて、また泣いてたよ

日常茶飯事のことでも愛おしい

ぬくぬく布団にくるまって

寝返りうったこの瞬間

能天気かもだけど かけがえなく思う

つづきはまた今度!

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