1/5
冒頭
ふわっとしたものから始まった作品です
暇だったら見て見て
「おい。聞いたかあの話。」
「どの話だ?」
「なんだ知らねーのか?なんでもドヴォルザークの機械達が暴走したって。」
「はあ?んなわけあるかよ。
第一、機械達は管制塔で制御されてるんだろ?」
「そう聞いてたんだけどよ、なんでも管制塔にいる誰かが制御装置をぶっ壊したんだってよ。」
「おいおい、故意じゃねぇかそれ。
んで、その壊したやつはどうなったんだ?」
「いや、そこまでは分からねえんだけどよ。」
「1番肝心なところじゃねぇかよしっかりしてくれ。」
「すまんすまん。いや俺もな?聞きかじったというか風の噂というか耳に入ってきただけの情報なんだよ。」
「はあん。そうか。まあ、大丈夫だろ。」
「何を根拠にそんなこと言ってるんだよ。」
「あの不落の要塞だぜ?そう簡単になくなると思うか?」
「んまあ、それは、そうならないと思うけどよ。」
「ならまだ大丈夫だろ。“誰かぶっ壊さない限り”な。」
「んー……だといいんだけどよ。」