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ある男の物語

思索に耽る男

作者: REIZO

男は、自転車にまたがり

名探偵がするように

思索に耽りながら

信号待ちをしていた。


どうしたら、物事が少しでも

良い方へ向かうのか

彼なりの策を練った。

しかし、名探偵のように

解決へ導くには

時間がかかりそうだった。


信号が変わり

男は、再びペダルを踏み込もうとして

慌てて止めた。


目の前の信号は、赤だった。

つまり男は、青信号の間中

思索に耽っていた事になる。

それは、水泳の苦手な少年が

クロールで、必死に息を止めて

ふたかき程した後

顔を上げて、プァーと息を吐き

パニックになって

2メートル先で、足をついてしまうのに

似ていた。

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― 新着の感想 ―
[一言] 進むことと止まることに奥深さを感じますね。 短い文章でよく表現できるなと思いました……ラジオ大賞のタグに登録してみては……?
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