録話「店長」記憶の世界
すみません・・・・・
御免ください・・・・・・
あれっ?
扉が、開いてる?
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私の世界ってこんなのなのかな、わかんなくなってる・・幸せってどこに在るものなの?
価値観を決めたのは、誰なの・・・・・
ねえ神様・・・・・・
私は、誰なの・・・・
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「んーと」
深呼吸をする・・・お客様が来たようだ・・・・
私は、いつも通り目を覚ます・・・・・
「今日は、どうなさりましたか?」
「私を探してください」
「なるほど、何か覚えてることはありますか?」
「わかりません、ここにこれを持って来たら良いと言われたので」
輪廻者は、タイムリープする為に自分自身の分身の物を持って来なければならない・・・
「ありがとうございますでは、探偵の指名など条件はなにか?」
「遠藤 拓実 条件は、私自身とは接触しないことを望みます正体が分かれば良いので」
「分かりました、ではこちらを預かりますね」
「あなたは、何て言うのかしら?」
「私、ですか?名前そうですね先輩と呼ばれております」
「解決後、お礼を用意するわ」
そう、私は先輩であり店長である。
名前は、僕自身覚えてないのだ・・・・・・・・・・
僕自身は、輪廻者でもあり何度も探偵の仕事をしたことがあるが・・・・
最近は、仕事の依頼を拒否していた・・・・
「ねえ、先輩さん貴方も今回の仕事に参加してもらえると助かるわ」
「遠藤君だけでは、駄目なのですか?」
「貴方が、条件を聞いたんでしょ絶対よ絶対!!」
「はぁ・・・とほほほ・・・・」
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僕の記憶は一日しか持たない・・・・・明日の事なんて、分からない自分自身も分からない・・・・
こんな僕を・・・・神様・・・少しで良い・・・・記憶が伸びるようにしてください・・・・
僕の、記憶の傷は癒えない・・・・
僕自身も・・・・
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「名前で、悩んでるんですか?」
「そうなんだよ、僕記憶が持たないでしょだから」
「それなら、ここに」
扉に、沢山付箋メモを張るそこに接客の仕方を書いた後、赤文字で先輩と書く
「ほら、これでどうですか?」
「じゃあ、君は?」
「なら・・こうかな」
名札を彼は作り出す・・・青文字で後輩 黒文字で遠藤 拓実と書いた。
「色なら、記憶に残りやすいのでわどうでしょうか?」
「なるほど、分かりやすいですね・・・」
「先輩も名前思い出せたら良いですね・・・」
これが、遠藤君に教えてもらった記憶術だった・・・
そして、名前をくれた日のことだ・・・・この日はなんだか、分からない感情が僕の中にあった照れるような、うれしい気持ち。
お疲れ様です、小説という物はとても難しい物ですね。
では、また次にお会いしましょう。