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弐話〔桂 芽衣〕肉愛・・・

私の人生って、楽しいのかしら?

噓ついて、もがいて、諦めて・・・・

私の人生は、楽しくなんか無い物であり、人目に見せたくの無い者。


私には、双子の姉が居た、姉は、私とは別格の人物で、完璧主義だった、だからこそ。

私は、彼女にとっては、邪魔で、要らない・・・存在だった。

私は、姉とよく入れ替わっていた。

小さなときは、遊び半分だった。

いつかして、私は、姉に強制され、入れ替わりをしていた・・・辛かった。


そして、時期に、助けなんか来るはずも無いが、待っていた。


「あっの始めまして、引っ越してきたばかりの遠藤です、今日からよろしくお願いします。」

この子、私と同い年かな、この時期ってことは、そうだよね。

「こちらこそ、よろしくお願いします、私の名前は、桂 芽衣です。」


これが、彼との始めての出会い。


「芽衣、あんたさ、私と入れ替わってくれない?」

「嫌です、もう来ないで下さい。」

「何よ、お姉ちゃんの話も聞けなくなったわけ、生意気ね!」

「本当にやめて、もう二度とここに来ないで下さい。」

「分かった、お金をよこしな。」

それから、姉は、二度と現れなくなった。


でも、また姉に入れ替えっこしようと誘われた。

何度も何度も。


それは、私にとって遠藤くんの存在が大きくなるにつれて、酷くなっていった。

私はとうとう、遠藤君に甘えることしか出来なくなった頭がパンクしそうで、どうしようもなく

ワタシハ、わたしに殺されていく・・・・

そして、ワタシハ私じゃ無くなっていった・・・・・何度も食べた私を・・・

それでも、ワタシハ消えてくれなかった。

とうとう、遠藤君に会えなくなった・・・でも、私の肉愛は、抑えられなかった・・・


ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ


どうして、ワタシハ普通じゃ駄目なんだろう・・

愛が愛が・・・欲しい

全部全部お姉ちゃんのせい・・・

全部全部・・・・・私のせい・・・・・・・・・・・・・・・・・・

あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ最初からお姉ちゃんなんて・・・・居なかったんだきっとそうなんだ・・・・


ひらっ・・・・

「汚いわ・・・本当にこれが、女という生き物なの?」

黒色のワンピースを着た少女は、苦笑の笑みで語る・・・・・

「あなたに、プレゼントをあげる・・受け取りなさい」

真っ黒の封筒が届く・・・

そして・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


ぎゃ嗚呼ああああああああああああああああああああああ亜ああああああああああ亜ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ

やめてやめてやめてやめてこんなのこんなの見たくない・・・・もうやめて・・・お姉ちゃんやめて・・・


「もう、間に合わないわ遅すぎたのよ気づくのに・・・・」


そう、もう時間は、取り戻せない・・・それが、事実なのだから・・・・。




「緊急記者会見です、司会は、沢井がお送りします、この度の病院の騒動についての理事長の会見になります。」

「理事長の***と申します、この度の件につきましては、現在解明ができておりませんその為この件につきまして当病院の判断により、一切の責任は無いと思われています。」

理事長の男は、席を立った・・・それからメディアから消えていった・・・と思われていたが・・

男は、誰かに殺されて・・遺体として、とある・・ビルに吊られたのである。


「あらあら、てるてる坊主で遊んじゃ駄目じゃない・・」


新たな、落し物・・・・

次は、何かしらね。

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