第五話「ちょっと昼飯!」
前回のあらすじ
緊急ミッションで「密林の猛虎」を討伐しギルドに戻って報酬を貰おうとしたその時、シエラを襲おうとしていたあの三人が報酬を奪って行ったのだ!名をメタル、ライト、ウォタだ!彼らが所属してる影の組織。別名、ノクト。
まぁ、なんやかんやあって報酬を取り返して次の場所へと向かうのであった!
「て、言ったものの何処に行けば良いんだ?」
「う〜ん、王様からなんて言われたの?」
「魔王を討伐してこい…だったっけ?」
「じゃあ、のんびり魔王を討伐する準備をしながら観光!とか?もう、旅じゃん」
と笑って返した
「そうだな!魔王討伐旅と言った所か?」
「賛成!」
と歩きながら話し合ってる二人と遠くに建物が見えてきた看板には”食事処”と書いてある
「お腹すいたしあそこ寄ろうよ!」
「そうだな!寄っていくか!」
と言って”食事処”に入って行った
「あら、いらっしゃい!二人かな?」
と女将さんが声をかける
「はい!二人で!」
「じゃあ、奥の席に座ってて!」
と言い奥の席に座った。ここは、転生前の日本のような畳?と机があった
「…まさかな」
「ユウ!何食べるの?」
とシエラがメニューを見せてきて言った
「じゃあ、俺はこれで!」
と言い焼肉定食に指を差した
「じゃあ、私はこれで!」
と言いそばを指差した
「あら、それとそれね!了解」
近くにいないのに、まるで俺らの会話を聞いてたように言った
「聞こえてるんですか?」
「聞こえますよ」
「スキル、魔法、まぁ良いやよろしくお願いします!」
「はぁいよ」
(てか、あの声聞いた事あるな…まぁ、気のせいか)
「シエラ?」
「はい!」
「トイレとか行かなくて良い?」
とユウが言った瞬間!
「行ってくる」
と言い爆速でトイレに言った
「さっきからもじもじしてたからな」
とカッコつけようとしたが、急に恥ずかしくなったのでやっぱりやめた
「さてと、一旦情報をまとめるか」
と言いユウは目を瞑る
ーーーーーーーーーーーーーー(←脳内)
「まず、俺は王国から転生してシエラと出会い」
と言い脳内で俺とシエラのコマを王国に移動させた
「正直言って何だが、影の組織に関しては、怪しすぎる。今後も警戒あと、ギルド長も少し怪しいかな」
と言い警戒人物に影の組織とギルド長のヴァルドを入れた
「後、正直言ってなんだが…」
と言い頭を抱えて言う
「シエラか、可愛いすぎるだろ…」(超タイプな感じ)
「まぁ、一旦ここら辺かな」
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「ユウ?」
と言う声が聞こえるとユウは目を開ける
「冷めるよ?」
「あぁ、考え事してた」(いただきます)
と焼肉定食を食べ始めた
焼肉の香ばしい香りと白飯?との相性最高!
すると、隣の席から会話が聞こえた
「最近、コロシアムに出ても勝てないよな…」
「しかも、最近誕生した”音速の剣士”とか言うやつが暴れてるらしいぞ」
更に隣の席から
「最近、アンデットの活動多いよな…」
「これも魔王の仕業か…」
という話を横耳に流しながら聞いていた
隣でそばを食べるシエラをつい見てしまう…
「…どうした?」
「い、いやぁ何でも」
と会話していると前の机で揉めてるような気がした。会話を聞くと
「この道具は、危険なものなんだ!君に売るような真似はできない!」
「おまえ、前回わかったって言って売ることを約束したじゃないか!」
「それは、嘘だ!私はそんな事を言った覚えは無い!」
「うるせぇ〜!」
と良い机を薙ぎ払うとそれがシエラに当たりそうになったがユウが
「危ない!」
と言ってシエラを庇った
『パリーン!』
ユウの頭に食器が全部当たる。周りは唖然とユウを見ている。それは揉めてる奴らも見ていた
ユウの頭から血が流れる
「…」
ユウは黙って食器を投げた奴に近づくと
「外で、話そうか…」
と放った瞬間そいつは、話す隙もなく連れて行かれた。(デュアルドアで連れて行った)
一方シエラは
「…何がおきてるの?」
と言い寝転がったままだった
「何だ?このガキは?」
「こちらこそ、何だよ?何うちの魔法使いに手出そうとしてんだよ!」
「うるせぇ〜!ガキが大人に説教か?」
と言いアイツの体が鋼で固くなる
「俺は、鋼のグレイタル。コロシアムで、暴れた経験がある奴だ!」
「…負けるやつが自己紹介ですか?」
と言い刀を構える
すると、扉から二人飛び出してきた
「おい、子供!危ないぞ!」
「ユウ!」
それは、シエラともう一人の男だった窓からは沢山の人が見ている
「行くぜ!」
グレイタルは、物凄いスピードで殴りかかってきた。
「見た目に反して結構早いんだなと言い」
右目が緑色の光が少し出る
『解析眼!』
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グレイタル=マスティック・ヴェルワ
スキル・硬化 サブ・回避・二回
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スキル・硬化
格段に防御力が上がるがそれに加えてパワーも増すしかし圧倒的スピードが下がる
スキル・二回
一度発動したスキルをもう一度発動させる能力
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「そんな、棒立ちで何が出来るんだよ!」
「そうだよね…」
と言い殴られたが、自然と痛くない…なぜかって
「俺も、硬化が使えるからな」
「はぁ?解析眼がお前のメインスキルじゃないのかよ?」
「済まないが俺は、コピーできるんだな!」
と言い相手を切りつける!
「グハァ!」
と倒れてすぐ立ち上がり森の中へと消えていった
「はぁ、助かった…」
と言った揉めていたもう一人の客にユウは
「まぁ、あなたも気をつけてね」
と軽めに脅して店の手伝いをした
「はぁ、はぁ、流石だね。」
と言い鋼のグレイタルが森の木の上で仁王立ちしている
「解除」
と言うと体から光のモヤが出た変装がみるみる解けていく
「魔王軍の私に傷を付けるなんて!流石だわ!」
次回「到着!王国と妖精の騎士団!」