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愛犬と行く怠惰な異世界スローライフ  作者: レーザーらいおんマン
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異世界組③

「ふわぁ、、あー、何してたんだっけ、、シオンおはよう」

「あ、ハヤトさんおはよう! 大丈夫? 回復魔法使ったから大丈夫だとは思うけどまだあんまり過激に動いちゃダメだからね?」

『あら?起きたのね?おはよう!』

「アンコもおはよう。 回復魔法、そんなのまで使えたのか、シオン実はかなり優秀、?」

「えぇー?ちょっ、そんな褒めても何も出ませんから!」


目を覚ました隼、その目に飛び込んできたのはもうすぐ沈み始めようなとゆうオレンジ色の空とその下で薬草を詰んでいるシオンだった。

だんんハッキリとしてきた記憶でオークを倒した時まだ空はオレンジになり始めてもいなかったことを考えると3時間近くは寝ていたみたいだな、とボーッと周りを見ながら考える。

ふと、ヒビが入ったはずの肋骨が全く痛まないのに気づく。


「骨折を治すようなレベルの回復魔法、凄いな神官クラスのギフトなのか、?」

「あぁ、私の回復魔法のこと? あれはギフトじゃないし、性格には魔法でもないと思うわ! 生命神の加護ってゆうのが私の魔法にはかかってるらしいの! これをONにして魔法を使うと大なり小なり回復魔法が付与されるらしいの。 特に水魔法と光魔法で効果が大きく出るらしいのよね。 それを使えば骨折くらい簡単に治るってわけ!」

「んなっ! 加護!?スゴすぎるだろ!? 回復魔法よりも数百倍は希少じゃないか! 生命神の加護、なるほど加護か、、凄いんだな!」

「ちょっと!褒めるなぁ!! 褒められるの苦手なの!つぎ褒めたらマジぶん殴るから!」

「て。てきびしいな、、」

『アンタたち仲良いわねぇ〜』

「良くないわよ!!」

「へ?良くないのか、?」

「うぐっ、良くないわよ!!」


元々褒められ慣れていないシオン、そういったことへの拒絶反応もなかなか激しいらしい。

仲良くないとか言われて割とガッツリ落ち込む隼に言い淀むが、そこは我の強いシオンである。

、、、ところで、生命神の加護とゆうのがどれだけ希少価値の高いものか、とゆう話を少ししておこう。

そもそも加護とゆうのは神、天使、魔神、悪魔、といった概念と魔力の相乗効果で生まれた2次生物、別名上位生物たちがそれ以外の寿命に縛られた矮小な存在に自らの概念を1部貸し与えることで強烈な効果を加護を持ち続ける限り永続的に付与される、とゆうものだ。

こういった上位生物にも意思とゆうのがあり、加護の与える与えないは一任されている。

それにより加護を沢山与えることで加護者として祭り上げられている者、知られているものとゆうのが一定数いる。

その中で生命神の加護とゆうのは今までで5人の例がある加護だ。

あまりにも絶対数が少ないが、その圧倒的な効果から広く世界的に知られた加護のひとつだったりする。

この時点でLv6以上の風魔法と水魔法と光魔法が使えて魔力量も隼と遜色ないレベルとゆう話なのだが、なかなかのチート性能でなんなら隼よりも将来性が上の可能性が出てきている。


「お、こんなに薬草集まったのか! もうアンナと合流を、、」

「あ、それなんだけど、アンナはハヤトさんが寝てる時にこっち来たのよ? それで大体の事は説明したんだけど、そしたら看病は私がしてベル君とキュイちゃんを連れてそのままオークの死体持ってシューガルに帰ったのよね」

「あれ、そうなのか?」

「うん! アンナはアイテム袋持ってるしオークくらいならアイテム袋に入るからね!」

「アイテム袋、アイテム袋なぁー!!! あー!そうなんだよなー!!!アイテム袋なんてアイテムあるんだからアイテムボックスとか、、ほんっと、ゴミっ、!」

「あ、もしかしてハヤトさん、ギフトにアイテムボックスが、、」

「うぐっ、 考えないようにしてたのに、!」

「あははっ! かーわいい〜ですねぇ〜」

「、、、はぁ、、」

「あ、そんな落ち込まなくても、ほら!アイテムボックスは容量に上限ないですし? それにほら! アイテム袋はかさばりますし! アイテムボックスも便利だと思いますよ、?」

「そうかなぁ、、なんかもう日に日にアイテムボックス君穀潰しみたいになっていくんだけど、、」

「、、、」


生暖かい目で見てくるシオンから気まずそうに目を逸らしてちょっとの間落ち込む隼。

アイテム袋ってゆうのは空間魔法で内部容量を最大限に広げ、同時に重力魔法で中の重さをほぼゼロまで下げた袋の事。

これがまた作れる人間が少ないことで知られている。

なにせ取得難易度が鬼のように高い空間魔法と重力魔法の更に才能が要求される付与魔法とゆうのが必要になるのだ。

この付与魔法の才能とゆうのがまた渋い、1000人に1人いればいいほうだろうか。

この狭き門で生き抜いてきたものたちの作るアイテム袋、安価なわけが無い。

袋の中の空間拡張がどれだけ広いかはマチマチだが、基本的には白金貨1枚以上とゆうのが基準になってくる。

この点からもアンナがどれだけ優秀な探索者か、とゆうのが分かるだろう。


「それじゃ、僕達もシューガルに帰ろっか」

「うん! あ、アイテムボックス持ってるなら薬草持ってってくれる?」

「おう!任せとけ!」

「頼りにしてる!」

「照れさせようとしてる、?」

「してないけど?」

「ならいいや」

『アンタら何イチャイチャしてんのよ』


すっかり馴染んだ隼とシオンの見ようによっては夫婦漫才にも見えるそれに呆れ顔を向けるアンコはどこかツッコミ役が板に着いてきている。

本人にしてみたら不本意この上ないだろうが。

、、、さて、草畑を数十分歩き街道に出た隼とシオン、アンコはもんが見えてくるまで談笑しながら進んでいた。


「え?ハヤトさんも転移してきたの最近なの?」

「うん、5日くらい、かな? 」

「なーんだ1日先輩かぁ〜 」

「僕が転移したの森の奥の方だったんだけどシオンはどこに転移したんだ? アンナに拾われたってことはシューガルの近くなのか?」

「うーん、そうね? 元々その時アンナ達はオークの討伐依頼を受けてたのよね。 で、オークの集落に突入するとこだったのよ」

「え!? シオンオークに捕まってたのか!?」

「あ、違う違う! 私はその手前の変な遺跡?みたいな所に転移されたのよ。 雨が降って雨宿りに来たアンナと鉢合わせして、それからお世話になってるの」

「なるほどなぁ、ん?じゃあアンナたちが来なかったらシオンはオークに捕まってた可能性もあったのか、、」

「ちょっ!嫌な想像させないでよね!」

「ははっ!すまんすまん〜」

『アンタ達なんでそんなに仲良いの、?』


何となく異世界に来た時の話になって、衝撃の事実が発覚したあたりで門に差しかかる。

門番に慣れた手つきでギルドカードを渡す隼とシオン。

隼はこれも慣れたようでアンコの従魔の首飾りを外すと従魔契約書を門番に見せてアンコに返す。

問題なしとゆうことで門をくぐったのはそれから五分ほどしてからだろうか?


「アンナは宿で待ってるって言ってたけどどうする? 先にギルド行って薬草渡してくる?」

「うーん、そうだな。 ギルドから行こっか。 」

「お、りょーかい〜」


軽い感じで言い放つ隼だが、少し前までなら絶対こんな言葉は出なかっただろう。

ベルとキュイに1秒でも早く会いたいとか言い始めてさっさと羽衣亭に向かっただろう。

だが、かなりシオンに心を許してきている隼はかなり精神的に余裕が出てきていた。

いい傾向ではあるのだが、ベルが聞いたら嫉妬で当分口を聞いてくれなくなりそうである。


「串肉食う?」

「うーん、食う!」

「よし!奢るわ」

「おお!ありがと!」

『アタシもいいの? 嬉しいわ!』


途中、串焼きのいつもの店を見つけた隼が提案すると結構現金な1人と1匹、少しも迷った感じなくお願いする。

隼は隼で、いわゆる友達と立ち食いとゆうのが夢だった事もあり嬉々として串焼きを3本買って帰って来る時の顔は満面の笑みだったりする。


「ん!おいしい! ハヤトおいしい!」

「お!やっぱ呼び捨ての方が親しみがあっていいな!」

「、? そう? じゃハヤトって呼ぶ!」

「お!いいね!」

『アタシはアンタって呼ぶのよ』

「お、おう、」


呼び捨てに心から喜ぶ隼とそんな隼に同じく友達が少なかったシオンも呼び捨てとゆうだけでテンションが上がってしまうようで嬉しそうに笑っている。

その笑顔があまりに可愛いものだから少し冷静になって赤くなりながら顔を伏せる隼の1幕もあったはあったが、そんなこんなでギルドの前に到着した隼達はアンコを従魔舎に入れてギルドに入っていった。

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