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エターナルトラベルオンライン  作者: 鯖の味噌煮
7/19

#7 突撃


「総員、突撃!」

9時。突撃の時間だ。戦闘系7ギルドと生産系からも数百人。合わせて1000人のレイドパーティーだ。それぞれのマスターが指揮を執るが、総指揮官は俺。参謀はイレース。

先陣に続いて、突撃。ユースフルは今までの雰囲気とは打って変わって不気味だ。

「前方に敵影!交戦します!」

何者かの叫び。

「こいつらNPCだ!敵対モブになってる!」

NPCノンプレイヤーキャラクターだと?彼らは敵対モブにはならないはずじゃ・・・

「イズモ、あのときのスライムだ。あれがNPCにまとわりついている。」

エクスが異変の原因を突き止めたらしい。

「じゃあ、スライムを取れば治せる?」

「ただ、取るのは至難の業だ。やはり、倒すしか・・・」

「ヒャハハ、面白そうじゃねえか!」

飛び出したのはヤマタ。

「あ!おい待て!」

「おいおい、忘れたのか!俺のジョブは・・・」

ヤマタが飛び出した地点付近のNPCが全員倒れた

「『辻斬り』だぜ~!」

『辻斬り』。移動しながら攻撃できる数少ないジョブ。使いこなすのは容易ではない。

「おい!ここは『ヴァイパーファング・バクフ』が受け持った!先に進め!」

「了解!絶対死ぬなよ!」

俺達は、街の中心へ向かった。




中心区の噴水広場に、ボスは居た。

所々腐り落ちた体表。片目は無く、時折体から煙がでる。

レイドボス〔感染病龍パンデミック・シックネス・ドラゴン〕だ。

こちらを認識し、咆吼。

「戦闘用意!」

ドラゴンが放ったのは、吐息。<パンデミック・ブレス>だ。

「回避!」

「ぐあっ!」

数十人負傷者が出た。

「まずい、[感染病]デバフがついた!」

感染病デバフは、近くに居る人にも感染する毒のようなもの。くらった人はデバフが解除されるまで遠くで待機。

「ふーん。まあまあですね。」

ジェイがのんびりと言う。

「でも、同じデバフを与える者としては、ちょっとむかつきます!」

ダガー<ナラク>をドラゴンに投げる。刺さった時、ドラゴンのHPバーの上にアイコンが表示された。あれはデバフアイコンだ。

「<ナラク>は攻撃した相手にランダムでデバフを三つ与えます。今回は[麻痺]、[移動阻害]、[平衡感覚異常]です。今のうちに攻撃してください!」

ジェイのデバフで戦いやすくなった。

ボス残りHP、9割。

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