表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
幼女ヒロインは女の子を攻略しました ……どうしてこうなった?  作者: 九條葉月
第五章 聖女と○○○○編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

85/229

ヒュンスター領 ドラゴン襲来事件概要。(騎士団長の報告書より抜粋)


 ガイサン・デンヒュールド ……貧民街の門番。リリアの友達の『ガイさん』


 マリア・ヒュンスター ……マリーの母親。







 正統歴1705年4月2日。ドラゴン2体がヒュンスター領ミレスト村を襲撃。


 4月3日。ヒュンスター家当主マリア・ヒュンスターは領軍を率いて迎撃。王国に対して救援要請。国王は騎士団長アグスト・ミレッジに出撃を命ずる。


 4月5日。ドラゴン討伐軍として第一騎士団および第二騎士団、第一・第二魔導大隊が王都を出立。近衛騎士団と近衛魔導師団は討伐軍に戦力の一部を抽出しつつ本隊は王都防衛のために待機。


 2体のドラゴンは複数の村を襲撃するが、途中で仲間割れを起こす。ドラゴン同士の争いによって被害拡大は食い止められる。


 4月8日。騎士団と魔導大隊がヒュンスター領に到着。

 ガイサン・デンヒュールド。ドラゴン一体を討伐。

 アグスト・ミレッジ騎士団長の指揮により残りのドラゴンも討伐される。


 4月10日。ヒュンスター家当主マリア・ヒュンスターの戦死認定。遺体は発見されず。


 4月20日。討伐されたドラゴンの首2つ、王都へと運び込まれて民衆に晒される。後日、魔導師団の手によって『御魂封じ』の儀式。首は王城の宝物庫に保管される。




 被害総数 1,922人。


 復興のための特別措置としてヒュンスター領への課税を2年間免除。


 ドラゴン討伐の褒賞としてガイサン・デンヒュールドに騎士爵を授与。男爵位も内定。

 アグスト・ミレッジ騎士団長を伯爵へと陞爵。

 マリア・ヒュンスター伯爵に王国名誉勲章を贈呈。

 ヒュンスター家は夫であるキラース・ヒュンスターが当主に就任。伯爵から侯爵へと陞爵。





 受勲式の当日、ガイサン・デンヒュールドは謎の失踪。

 国王、「名誉を望まず、民のために戦った。彼こそまさに救国の英雄である」と称える。


 事件より一年後。アグスト・ミレッジ騎士団長は狩猟の最中に変死。後任のゲルリッツ侯爵によって事件の調査が行われたが、事故死と断定。







 豆知識。

 酒呑童子という鬼の首は都に運ばれた後、お寺の宝蔵に納められたとか。




 騎士制度



 騎士。

 いわゆる王国正規兵。従士とも。馬に乗っていなくてもフルプレートアーマーを着ていなくても王国の正規兵なら騎士と呼ばれる。

 各地の領主が編成する領兵は騎士ではない。

 一般的に領兵になるより王国正規兵になるほうが難しく、必然的に王国正規兵――騎士は憧れの的になる。




 騎士爵。

 一代限りの貴族。騎士 (従士)数名を率いることができる。近々ナユハがなる予定。




 騎士爵持ちが出世すると

 小隊長

 中隊長

 大隊長

 副団長(騎士団長の補佐的役割)

 騎士団長(第一騎士団長、第二騎士団長など)

 総団長(各騎士団を統括する。便宜的に騎士団長とも呼ばれる。先代がアグスト・ミレッジ。現在はゲルリッツ侯)



 ※この作品では便宜上 総団長を騎士団長。騎士団長は第一騎士団長や第二騎士団長と描写します。(騎士団長の息子→本当は総団長の息子)



次回、10月27日更新予定です

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[気になる点] あ、あぁ〜。これガイサンさんが殺した方のドラゴンがマリーママだったことに殺った後に気付いて騎士を辞めて、もう一方の事故死がタイミング良すぎて拗れたってこも?
2023/12/02 23:41 退会済み
管理
[一言] マリーがぶちぎれた理由が・・・
[一言] 裏しかなさそうな恐ろしさ
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ