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幼女ヒロインは女の子を攻略しました ……どうしてこうなった?  作者: 九條葉月
第八章 悪役令嬢とヒロインと 編

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プロローグ 月追う狼


 



 ――泣くな主よ。



 太陽には太陽の、月には月の良さがある。


 太陽のまばゆさに目を焼かれ、自らを卑下する必要などない。


 たとえ世界を救う聖女であろうとも。たとえ歴史に名を残す英雄であろうとも。あのとき、我を救ってはくれなかったのだ。


 あのとき、あの場所で。我を救ってくれたのは、貴女(あなた)なのだ。


 だからこそ我は貴女を主と定めたのだ。


 貴女だからいいのだ。

 貴女でなければ、駄目なのだ。


 自信を持て。

 涙をふけ。

 前を向いて、もう一度立ち上がれ。

 そうすれば、きっと――



 ――我は月を追いし者。


 天の花嫁の手を引いて、永久(とこしえ)なる幸せを願う者。


 ゆえにこそ。

 貴女が『運命』を変えるのなら、我が力を貸すとしよう。




本日もう一話投稿します。

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― 新着の感想 ―
[気になる点] 新章っぽいのに章が変わってませんよ。 [一言] この狼とやらはリリアのフラグブレイカーっぷりを解ってないらしい。 具体的には救う範囲とか。
2022/06/04 12:15 デッドマン
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