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一番アホだなと思うのは何かな?

作者: 三神 凜緒
掲載日:2019/07/30

「お前はアホだなあ?」

「そうですか? まあ、自分でもそこまでかしこいとは思っておりませんが…改めて言われると…きついものがあります」

普段から私にはよく絡んでくる先輩がいた。それも学年一位になるぐらいの優秀な生徒。対して自分は劣等生ギリギリの中の下ぐらいの成績の男だ。

その日も、先輩は放課後に私を喫茶店に連れて行き、パフェを奢ってくれていた。

「アホなお前にはこういう教科書や参考書がいるだろう?」

「ありがとうございます…」

私が先輩を好きかどうかと言われると…良く分からない。ただ、少し苦手かなと思う。

特に嫌な人と云う訳ではない。親切だし、こちらの悪い所を指摘してくれるし、結構奢ってくれる。ダメなモノはダメと教えてくれる。

恐らくこの苦手意識は先輩のせいではなく、私の劣等感が産んでる事であろう。

「お前さんはさ。どうすれば物覚えが良くなるかなとか考えた事ないか?」

「そりゃありますけど…これでも必死に勉強してます。でもどうすればイイのか…」

勉強すれば誰でも賢くなれるなら苦労しない。優等生にはきっとその感覚は理解できないんだろうな…

しかし、目の前の先輩は簡単だよとウィンクをしながら…

「大事なのはいつだって危機感だよ。お前には危機感が足りてない」

「危機感?」

「人間一番記憶力が発揮されるのって、命の危機に瀕した時だろ? 勉強も同じさ。そうしなければ死ぬかも?と考えると記憶力なんて自然とあがる」

自然と上がれば苦労はしないのだが…優等生の言葉ってのはどうしてこうも、距離があるのだろうか…汗

「危機感なんて、どうすれば上がるんですか?」

「俺の場合は、畳の針を机に立たせて、寝たら脳天が刺さる状態で勉強したな…」

「うそっ!?」

「というのは、冗談で」

「ほっ…」

「これは、俺の曽祖父がやってた勉強法だな(実話)」

「うわっ~~~! 地味に本当でやんの!!」

この人の血筋はもしかしたら、根っからの勤勉家なんじゃないかと確信した瞬間だった。

「危機感を楽しめ…というのが正解。覚えないとマズイ、面白くない、ワクワクしないという。例えば俺は古文が好きなのだがそのきっかけがな…」

「何なんですか?」

優等生が勉強した理由…とても気になる…

「友人に綺麗な文で手紙を出せなくて焦ったから。駄文を何とかする為に古文を必死こいて勉強した」

「わりと劣等生でも親しみを覚える理由だった!?」

「はっはっはっは…お前も危機感を覚えれば優等生よ」


とにかく、このままではまずいな? と思う事が第一歩です。まったりと焦らず頑張りましょう~

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[良い点] 小説全体PVユニーク 累計97アクセス76人 パソコン56アクセス45人 携帯0アクセス0人 スマートフォン41アクセス31人 ◆過去1週間のアクセス 日付PV 07/3046 07/3…
2019/08/05 22:42 退会済み
管理
[良い点] 危機感か。ハングリー精神と似てるのかな。ちなみにおばたちも、剣山をつかったそうです。
2019/07/30 19:45 退会済み
管理
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