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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

翼をください

作者: 899
掲載日:2026/05/24

「彦星だ」


「なんで??なにこれ夢?」


「夢だ。お前に空を飛ぶ方法を教える」


「いや別に空を飛びたいなんて思ったことないけど・・・」


「空を飛ぶ方法を教える」


「というか空飛べるなら織姫に会いに行け!」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「まずは、箒に乗る。シュールストレーミングを体に塗る必要がある」


「待って。シュー・・なんて?」


「成功しても股間の痛みが難点だ。」


「正気ですか????股間の心配よりやばい前提があるじゃん」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「次に、薪を背負う。そしてうち石を鳴らす」


「カチカチ山じゃん」


「知り合いのたぬきはケロイドがいまだに治らない」


「たぬきいいいいぃぃ!!!!!」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「次は、亀に乗って空を飛ぶ方法だ。」


「なぜ亀・・・?でも他のに比べたらまともー」


「操縦はつづらと箱で行う」


「は?」


「大きいつづらで右、小さいつづらで左だ。玉手箱でブレーキだ。」


「どこからつづらきた??」


「ただし、大きいつづらを開けると百鬼夜行が襲ってくる。

小さいつづらを開けるとスズメが舌を切りに来る。

玉手箱を開けるたびに100年歳をとる」


「1回飛んだら魂飛ぶじゃん」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「もっとまともなのないの?」


「ようやく興味を持ったか」


「いや、別にそうじゃないけど。なんかおかしかったじゃん??」


「ちなみに、私が教える方法は翼を背中に生やして飛ぶ方法だ」


「一番まとも」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


ジリリリリリリリリリ


とある家の火災報知器の音は目覚ましのような音を鳴らした。

朝日が昇った朝のことである。


火災報知器がなった部屋には寝ているはずの人がいなかった。

ベッドには煙の匂いと大量の溶けた蝋が充満しており、溶けた蝋と共に白い羽がいくつも転がっていた。



ベッドには眩しいくらいに太陽が差していた。



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