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ディーノの手記2

ネーミングセンスが欲しいです●西先生゜(゜´Д`゜)゜


 さて続きを書こう。次は何をまとめるか…… そうだな、さっき誕生日の話で出た暦にするか。


 ここ、ディスタルシアでは、年の数え方は1つしか存在しない。昔の時代に一旦歴史が途絶えていて正確な年代はわからないが、今は大暦2042年となっている。

これは途絶えたところから数えているので、こうなっている。一年は360日で構成されており、一月36日間で10ヶ月ある。

月の呼び方は、年始から順に水の月・氷の月・風の月・雷の月・無の月・火の月・炎の月・土の月・金の月・人の月となっており、週や曜日の概念はなく、

日にちは~の月の~日といったふうに表記される。月の呼び方にはもちろん由来があるのだがそれについてはまた今度書く事ができると思うので、今はほうっておこう。

以上がこのディスタルシアの暦だが、ディスタルシアは地球の西暦と同じぐらい長いのに歴史書というのが極端に少ないらしい。

これは父に聞いたのだが、ディスタルシアにある歴史書は各国に一冊しかないらしい。(父の話からの想像だが)まとめたとしても厚さは国語辞典1冊分ぐらいらしい。

また歴史書に記されることの大半は、何年にどこの国の王が変わった。ということしか書かれていない。

これについてはまた別の事情が絡むので次に書くことにしよう。




 では次はディスタルシア全土の現在の情勢だ。現在、ディスタルシアには8つの国があり、友好的な関係が続いていて、種族間で戦争や紛争ということは一切起こっていない。

これはどういうことかというと、大暦900年頃にかなり大きな戦争があったようだ。戦争の原因についてはこの世界の宗教が関係するのだが、100年近く戦いは続いたと歴史に記されている。

8つの国、8つの種族が血で血を洗うような戦争であり種族間の戦力が拮抗していたため、なかなか終わらず、どうすれば戦争が終わるのかもわからない袋小路のような状況だったらしい。

この戦争が終わることになった要因は突然と来た。それが、正式名称、ディスタルシア大戦間の`ベスティア´大発生である。……シンプルな名前でわかりやすいな 以後はベスティア大発生と表記する。

この種族間の戦争はディスタルシア大戦と呼称されているが、その戦時中どこからかベスティアが大発生したのだ。

戦争の前からもベスティアは存在しており、ディスタルシア全土で発生する自然災害だったのだが、ベスティアは極稀に人里に来る程度で自分から接触しようとしない限りは全く問題ない存在だった。

だが何故かこの時に限ってベスティアは各国の首都付近まで大群で押し寄せてきたのだ。この大群で押し寄せてきたというのも実はおかしなことなのだが、ベスティアに関してはまたベスティアについてでまとめる。

このベスティアの大発生に際して各国は戦争の終結とベスティア討伐のために手を結ぶことになった。8つの種族同盟はベスティアの討伐に成功した。だがこの戦争は種族間同士では勝者は存在せず、ただいたずらに命を使ってしまった出来事として深く記憶に残ることになった。それ以降、紛争・戦争もなく、この戦い以前にも大きな戦いはないのでディスタルシアには歴史が極端に少ないのだ。

こうして`表面上´は終わった戦争だが、残念ながら大戦の影響は根深いところで残っており今も不穏な動きをする国はあるのだそうだ。




 では次はベスティアに関して……と行きたいところだが、その前に種族のことをまとめてみよう。

父の持っている本には詳しく書いてなかったので今わかっていることのみ書いていこう。

 まずは俺たち`人族´だ。人族は、外見的にも大きな特徴はなく、特に秀でた能力もない。だが8種族の中で一番安定して生活している。農業や畜産、酪農が盛んでディスタルシアの食事情の大半は人族の手の中にあると言っても過言ではない。

 次に`亜人族´だ。亜人族はゴブリン、オーガなどいくつかの種別に分かれており、外見的に醜いなどと影で言われるが、よくあるモンスター漫画のように虐殺とかはしないし、普通の人と変わりはない。

ディスタルシアの人口の約半分は亜人族となっていているが戦闘能力はさほど高くなく集団戦法を得意とする種別が多い。ちなみに種別というのは`ゴブリン´のことなどを指す。

例えば、オーガのことを正しく呼ぶ場合、亜人族オーガ種というふうに呼称することになる。

 そして`鳥人族´は国という単位は存在せず、いくつもの集落に分かれて生活している。その中でも一番大きな集落のことを筆頭集落というふうに呼んではいるが明確な王というのは存在せず、種別ごとの代表が集まり、政治をしているらしい。全種族で唯一飛べるためディスタルシアの制空権は彼らが握っている。しかし、重いものを背負って飛ぶのは困難なので空輸はできず、陸路を使う。種別は大きく、ダチョウ系の陸鳥種と鷹などの空鳥種がある。陸鳥種は飛べないが強靭な脚を持っており、鳥人族の物流を担っている。空鳥種は空を飛び、目がいいので戦士が多い。後、どちらの種別にも言えるのだが、手と羽が別になっている者もいれば、手と羽が一体となっている者もいる。これは個人差であるらしい。

 4つ目は`エルフ族´だ。エルフ族はほかのどの種族よりも長命であるが、子孫を残しづらいと言われている。魔力の扱いに長けており、魔法使いが多いが目もいいので弓を持って戦ったりもする。

食事は基本的に野菜を食するが、よくあるエルフのように野菜しか食べないわけではなく肉も食べる。エルフ族は基本的にプライドが高いものが多く接しづらいものが多い。エルフ族はあまりほかの国と関わりたがらず、里であるヴィラエフから出ず一生を終えるものも少なくはない。種別は2つしかなくホーリーエルフとシャドウエルフとなっている。共通するのはよくあるエルフ耳であることだ。

 5つ目は`獣人族´だ。獣人族は一番種別が多く、まとめきれないほど種別が存在する。更に容姿も様々で、耳のみが獣耳で尻尾が生えてるだけの者もいれば、体の半身が獣である奴もいる。全身に毛が生えている人もいるらしい。畜産をする人族に若干嫌悪感を抱いてはいるが自分たちも動物の肉を食べて生活しているため、しょうがないことだと割り切っている。ただし、自身の種別と近い動物の肉は何があっても食べることはない。(ようはミノタウロス種は牛の肉を食べない)

 次は`海人族´だ。海人族は水棲動物の特徴を持っており、泳ぐことが得意だ。陸上でも生活でき、肺呼吸とエラ呼吸の両方ができるらしい。また漁業が盛んで、造船技術もかなりのものだと言われている。陸にある大きな港町のポルチッタの他に海の中にも大きな街を持っているらしい。主にポルチッタで商売を行い、海の町で暮らすという生活を行っているようだ。

 そして`竜人族´だが、生命の頂点に立つ竜と言われる存在の同類であると彼らは考えており、力が強く戦うことに秀でた種族だが、農業や漁業などが出来ず物流を止められれば飢えで死んでしまうほど自給率がない。種別はドラゴニュート種やラミア種などがあり、地球で言う爬虫人類ではないかと考えられる。

 最後に`小人族´だ。小人族は鍛冶が得意なドワーフ種と、農業などが得意なホビット種などがあり、生産の第一人者だ。職人気質のものが多く、頑固な性格をしている。酒や祭りが大好きでいつでも酒を飲んでいる。

 以上の8種族があり、どの種族も戦力が拮抗しているため、戦争は起こっていないらしい。しかし、種族に対する迫害や差別というものが若干ではあるが残っており、中には過激なことをする奴もいるらしい。これは余談だが、男性もしくは女性しか存在しない種族・種別というのは存在しないらしい。結婚するのは基本的に同種別の者で、ハーフというのはあまりいないらしい。他種別婚約に関しても冷遇されるようなものはなくかなり寛容らしい。あと~族の国には~族のやつしかいないというのはなく、ただ多いというだけだ。ようは人族の国ペルシアだが人族しかいないわけだはなく、他の7種族も住んでいるということだ。この前母の買い物について行ったら猫耳の人を見て驚いたものだ。




おっと食事の用意が出来たらしい、母が呼んでいるのでここまでにしておこう。

次にまとめるのはベスティアだな……ベスティアは俺が思ってたものとかなり違ったから驚いたよ。

ではここで一旦筆を置くことにしよう。




ディーノの手記より抜粋



ブクマ、感想待ってます。私のモチベに変化があると投稿頻度があがりますよ[壁|(・д・`。 )))。。。

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