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《嘘つきと正直者》

正直者だって正しくないときもある

だけど

嘘つきはいつだって正しくない

僕は嘘つきで

彼女は正直者だ。



僕は本心を隠して欺く

彼女は本心のまま生きている



僕は自分に嘘をつき

彼女は自分に正直に生きている




僕は自分のために嘘をつき

彼女は僕のために正直だ



僕は彼女の親や自分の両親を恨んでないと嘘をつき

彼女は僕を殺した自分の親や僕の両親を憎み復讐した



僕は嘘に嘘を重ねる

彼女は本心に正直にしてる



比べるまでもなく

比べる意味すらなく



違う

違う

違う

違う

違う



あまりにも違い過ぎる



僕は凡人

彼女は天才



頭のできから違う

スペックが違う

能力が違う

技術が違う

強さが違う

意志が違う

思いが違う




僕が彼女が劣等感を覚えたところで意味がない


彼女は周りを劣っているとすら思わない


それが、当たり前だと思っている。



『太陽が出ているから、今日の天気は晴れだ』



それと同じように



『私が分かっても、誰も理解出来ないのは当たり前だ』



そう思っている。




周りはそんな彼女を傲っているとか言うだろう



だけど、彼女は傲っていない。僕らとは別次元に立っているのだ。



凡人が彼女を理解出来ないように

彼女もまた、凡人を理解出来ないのだ。



いたちごっこにすらならない

努力で追い越すことすら不可能で、むしろ、努力すればするほど改めて思い知らされる

僕と彼女の違いを


月とスッポンにもならない


例えるなら、宇宙と石ころだ。



形すら似てなくて

大きさも違って

同じところがでてこない


もはや、考えるだけ無駄だ


自己嫌悪なんてする暇があるなら思考を止めろ、もしくわ誤魔化せ。



方法はそれしかない



似て非なるものがあるとするならば




彼女は周りに毒をはく




僕は自分に独白する






それぐらいだ











今回の嘘つきと正直者はQED(証明終了)不明

次回

「神と気まぐれとサイコロ」

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