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《現実性(リアリティー)》

今回の話は残酷な描写があるので気をつけて下さい。

「……愚か者が……。」

吐き捨てるように彼女がそう呟いたのを、僕は聞いた。










僕は死んでいる

いきなり、何をいっているだこいつは?

と、思う人もいるだろう。


だけど、事実だ、真実だ。


それは、

まこうことなき事実で


疑うことさえ赦されない真実だ。



僕は死んでいる、七歳のときに……


両親と彼女の親に殺された。




五歳の頃僕は、八束 鶯(やつか うぐいす)に出会った。


最初の邂逅は、いったて普通だった。


それこそどこにでも、ありふれているような出会いだった。


最初の会話も幼稚園児が他の幼稚園児にかけるような言葉だった。


「何してるの?僕も入れて」


そんな感じの言葉だったと思う。


当時の僕は、彼女のいた幼稚園に来たばかりで、戸惑っていた。

休み時間になると他の幼稚園児達が僕のもとへ駆け寄ってきて、

「いっしょにあそぼー」

なんていってくれるような環境だった。


だからだろうか、僕が彼女の幼稚園にきて約半年たったくらいのときに……彼女を見つけた……。


最初は疑問だった。何で一人でいるんだろうな?そんな普通の疑問だったのだ。


その時、ちょうど一緒にいた幼稚園児に

「どうしてあの子は一人でいるの?」

と、聞いた。


すると、その幼稚園児は「あいつには関わらない方がいいぜ、理由はしらねぇけど、母ちゃんがあの子には絶対関わちゃだめっていってたからな。おめぇのとこの母ちゃんも同じこといってなかったか?」


なんて、いってきたのだ。


僕は腹がたった。多分それは、自分が一人だった時に、とてつもなく寂しい思いをしていたからだ。


だから、彼女も一人で寂しいと思っていたのだ。


そして僕は彼女に声をかけた、それが全ての始まりだった。


案の定、彼女は寂しかったのだろう、僕の「僕も入れて」と言葉を聞いて、彼女は驚いた顔したけどたちまち笑顔になって「いいよ」といってくれた。



それから、僕は彼女のもとに毎日むかった。何故ならば、彼女は幼稚園児の頃から凄かった。


しゃべる機械の犬やビームサーベルみたいな剣、時には、遊具みたいなオモチャを持ってきてくれた。


僕はそのたびそのたびに驚いて彼女を褒め称えた。

「すごいやすごいや、君はすごっくすごいよ?何処からこんなもの持ってきてるの?」


と、聞いたら彼女は胸をはって


「私が作ったんだ」


と、いってきたのだ。


僕はその言葉を聞いて、「君は天才だよ!君の才能をもっと皆に見せてあげようよ」


なんて無責任にいってしまった。


その言葉がどれだけ重く、どれだけ世界に影響を与え、どれだけの人を恐怖に陥れるのかも知れずに……





そして、彼女は史上最年少のノーベル賞受賞者になった。



彼女がどんなに凄くなっても僕と彼女の仲は変わらなかった。


同じ小学校に入学し、同じクラスにもなり、幸せの日々が続いていた。


僕はこれからもこんな日々がずっと続けていくのだと思ってしまっていた。



だけど、そんな事はあり得ないのだ。必ず何かはおこる、幸せを引き裂くように……。



そして、悲劇はおこる。


その悲劇が終わりの始まりの引き金だと知らず……



僕の両親と彼女の親は引き金を引いた。




事件が起こったのは、僕が七歳の時だ。


その日は両親がどこか僕によそよそしく、悩んでいるように見えた。


僕は両親に

「どうしたの?」

って聞いてみたら


両親は僕を睨み付けたような感じで

「お前のせいで……」

なんていわれて、とても怖かったので、僕は逃げ出した。


鶯のお家にいこうと思った


彼女なら事情を話せば何とかしてくれる。


幼い頭で考えついたのはそんな事だった。



彼女のお家について、呼び鈴を押したら、彼女の親がでてきた。彼女の親いわく、「彼女は今熱で寝込んでいるから、また今度にしてくれないか?」と、いってきた。


風邪を引いてるなら仕方がないと思い、礼をして僕は家に戻っていった。

彼女の親が後ろで微笑んでいるのも知らずに……


家に戻ると、両親がすまなそうに謝ってきた。いわく仕事で苛ついてた時に僕が話かけてきて、つい八つ当たりしてしまったと。

それを聞いて、僕は安心してしまった。なんだいつもの両親だと……




そして、悲劇はやってきた




晩ご飯を食べ終わって

お風呂に入って

両親におやすみっていって

両親におやすみなさいっていわれて

僕は布団に入って

明日は鶯のお見舞いにいこうと決めて

目を閉じた










ドスッ










「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!」




痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛いよ




何が何が何が何が何が何が何が何が何が何が何が何が何が何が何が何が何が何が何が何が何が何が何が何が何が何が何が何が何が何が何が何が何が何が何が何が何が何が何が何が何が何が何が何が何が何が何が何が何が何が何が何が何が起こったんだよ




激痛がはしる中僕は目を見開いた。そこには、僕の血で真っ赤に染まっている布団と胸に刺さっている包丁が見えた。



隣に僕の両親がいて、泣いているような顔をしていた。そして、「ごめんなさい」って呟いたのを聞いたのが最後で……



僕の意識はブラックアウトし






僕は永遠の眠りについた





今回の現実性リアリティーの証明は不可能



To Be Continue……

次回

現実性リアリティーⅡ」

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