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英雄の送人  作者: SOGEKIKUN
第三章〜追憶の君へ〜
60/77

⑥「紅い鳥の騎士団 訓練編・後編①:Sideアン&マーティカ」

ついに始まる合同訓練。


一方、その頃アンは霧の森の森林にて、"ある場所"に向かっていたのだった。


目の前で、火の海が広がっている。


状況が読めない私をよそに、

燃え盛る炎の奥から二足歩行の生き物なのかも認識できない人ならざる者たちの影が、こちらに迫ってきているのを目にしてしまった。


私はその光景が余りにも恐ろしくて、震えそうになるが、この体は残念ながら私が主ではなかった。


体の自由が利かない。

まるで操り人形にでもなった気分だった。


しかし、感覚はある程度共有しているようだ。


暑さや心の中に大きな絶望感や、止めどない悲しみが広がっているのを感じる。


 私なら絶望に押し潰されて何も出来ないだろうこの状況にも関わらず、

 この体の主は私が覚えた魔法を容易く放って、人ならざる者たちを塵に変えている。


けど、私は()だからわかる。

彼女は魔法を使いすぎている。


元々あった膨大な魔力量が、今では半分に減っていた。


彼女は、止め処なく襲いかかってくる人ならざる者達が聖騎士たちに襲いかかってきているのを見て、

 矢継ぎ早に、守りの呪文を唱えていって騎士たちを守っていった。


そんな彼女の努力も虚しく、教会の各地点でどんどん味方が食い殺されていく。


()は、この主の体が無力感に包まれるのを感じた。


「アン、早くこっちに来るんだ。もうここは長く持たない。」


隣で聖騎士達を指揮していた男性が私ではない方の()の名前を呼んだ。


「でも、サム。他の聖騎士達がまだ戦ってるわ!」


「わかってる。もう撤退の合図は出している。早くここから離れないと、あの大群にのみ込まれるぞ?」


「私が、殿を務める。」


()の口からそんな言葉が手でくる。


「ダメだ。君はこの世で一番死んでは行けない人なんだ!!」


()とサムが揉めている間にもどんどん人ならざる者達は近づいてきている。


「わかってるわ。けど、見捨てられるわけがないじゃない?」


「冷静に判断してくれ、あいつらの数を見てみろ!」


そう言って、サムは教会の広場に広がる人ならざる者達を指差した。


 その時、()は見る必要もないのに、近づいてくる人ならざる者達の目を凝視してしまった。


赤く血塗られた肉塊に2つの目玉が乗っている。


まだ、辛うじて人だった痕跡が残っているが、

それも段々と変形してなくなっていく。


()はその人ならざる者の姿を見て、恐怖で身がくすんでしまった。



――――                 ――――



「アンお嬢様?、アンお嬢様。起きてください。もうすぐ着きますよ?」


私の専属のメイドのラズの優しい声が隣から聞こえ、私は馬車の中で寝ぼけた目をして起き上がった。


「顔色が悪いですよ?やっぱりあの事件の疲れが溜まっているのかもしれませんね。」


ラズはさっきまで膝枕をしてくれていたようだ。

頭からラズのほのかに甘い、良い匂いが漂っていた。


「ありがとう、ラズ。心配しないで。大丈夫だよ。」


私は悪夢の余韻を誤魔化すように、馬車の窓から見える森林を眺めた。


(本当は嘘だ。)


今だって、鳥肌になっているが長袖と長いスカートに隠れて見えていないだけだ。


私が冒険者さん達に救助されて、屋敷に戻ってきたとき、いの一番にラズに泣きながら抱きしめられた。


 丸メガネを濡らして三つ編みの髪を乱し、涙を流すラズの姿を見て、私はこのとき本当にラズが私を心配していたことを実感した。

 心配で夜もまともに眠れなかったのか、目にクマがあった。


私の義父も私が帰ってきて泣いて、喜んでくれた。


 私はこのとき、本当に自分の身に何が起きていたのかを実感した。


後から恐怖が襲ってきてまた泣きじゃくった。


それから私はできるだけ皆に心配されないようにしている。


だから、あの夢を見ていることも、気分が優れないのも隠しているのだ。


 暫くして、ふと振り返ってみると、ラズの顔が何か言いたそうにしていたのが見えた。


「どうしたの。ラズ?」


「珍しいですね。アンお嬢様が領外に視察に来るなんて…やっぱりあの事件でなにかあったんですか?」


「うん。いろいろ経験したんだ。」


 ラズは私の大人びた姿にまだ、困惑を隠しきれていないようだった。

 実際、私の変わりように不思議そうにこちらを見ている。


「そうなんですか?所で、いつものハグはいらないんですか?」


「ううん、今日は気分じゃない。」


「そうですか…。」


 ラズは落胆の息を僅かに漏らすと、落ち込んでしまった。

 そのかわいらしい姿に、私はさっきまで悪夢に震えていたことを忘れて、思わず笑顔になってしまっていた。


「ラズは良い子、良い子。」


 私はラズのモモの上に座り直して、私は小さな手でラズの頭を撫でた。


 ラズは、今まで私がしてこなかった行動に一瞬だけ、ビクッとしたようだが、そのまま私に撫でられて続けられている。


 撫でられているラズの様子は、まるで猫であるかのようだった。


「お嬢様は本当にお変わりになられましたね…。」


「そう?私は変わってないよ?」


「いいえ。私には成長しているのがわかりますよ?ところで、目的地に着くまでこのまま続けてもらってもよろしいでしょうか?」


 ラズのおねだりに、私はクスッと笑いかけて、蔓延の笑みで答えた。


「うん。良いよ。」


やっぱり、私がいないとラズはダメなようだ。


ラズの頭を撫でてしばらく時間が経った頃、馬車の外から、急に女性の声が聞こえてきた。


「お嬢様、もうすぐ着きます。ご準備を。」


 私の護衛のエールの声だ。エールは頻繁に私の護衛をすることが多い。


 忙しい父の仕事を手伝つ傍らに、暇を見つけては、よく私に構ってくれる。


 普段から鎧に包まれている、一見厳しそうな人だけど、話してみると意外にも優しい言動が目立つ。


メイドのラズの次に私が懐いている人だ。


「わかりました。アンお嬢様、すぐ目的地に着くようですよ?、お出掛けの準備を済ませましょう。」


ラズが私の服装を整えながら優しく声をかけた。



少しして、馬車が止まった。

 馬車の扉が開かれて、優しい朝日の光がゆっくりと入ってきた。


私はエールにエスコートされながら慎重に降りた。


周りを見ると、多くの騎士たちが周囲の警戒に当たっている。


私は急に大人数の前に出されてビクついてしまった自分が恥ずかしくなった。


「大丈夫ですよ。」


エールがニコッと笑いかけて私を励ましてくれた。

 エールのおかげで安心を取り戻した私は、勇気を振り絞って前へ足を踏み出した。


まだ、皆の前で、上品に歩くのは慣れていない。


まだ私は()()()になってからそんなに時間が経っていないのだ。


 慣れない動作に最初はとても疲れたけど、お義父様が言うには貴族は動作が大事なのだと言われたので、

 一生懸命怖そうな家庭教師のおばさんと一緒に特訓したのだ。


 今では、嫌でも上品な動きに慣れつつあるが、苦手なことはそうそう克服できるものではない。


(ああ…教会に戻りたい。)


そういえば教会のお姉さんは元気にしてるかな?

 もう、会えないかもしれないけど、新しいお友達、出来てるといいな…。


私達は森の中を最近作られた道で進んでいく。


森はすっかり紅葉に染まり、彩り豊かになっている。


遠くで、フォーレスト・フォックスの親子が落ち葉の山を使ってじゃれ合っていた。


良いな。私もああいうふうに遊びたい。


すぐに怖そうなおばさんがいっていた"淑女"という二文字を思い出した。


 私はすぐにその雑念を振り払って、そこら中にあった落ち葉の山に突撃したいのを我慢しながら通り過ぎていった。


(やっぱり、突撃していけば良かった。)


 私達が歩き始めてからしばらくすると、岩山に囲まれた沢山の建物の跡が見えてきた。


周りには黄金の草原が広がっている。


「わあ〜!!、綺麗な景色ですね?お嬢様。」


ラズがハシャギながら私を振り返っている。


「うん。綺麗だね!」


私達はゆっくりと遺跡を囲っている岩山の周りを麦畑をかき分けながら歩いていった。


すると、岩山の上に一つポツリと立っている小さな教会が見えてきた。


私達はそこを目指してなだらかな斜面を登っていく。


段々と近づいていくと、2つの小さな墓が並んでいるのが見えた。


片方墓は随分古いが、状態は悪くない。

 今まで、何万年間も、誰かに管理されてきたのかのように見える。


 もう片方の墓はつい最近できたらしい。まだ新しい石碑が立っていた。


私は古い方の石碑の方にゆっくりと近づいていく。


 ふと横目に見ると、ラズとエール以外の護衛の人達は後ろで控えてくれている。


 きっと、エールが空気を読んで、周りの警戒に当たらしているのだろう。


 そんなことを考える合間に、いつの間にか私達は目の前にたどり着いていた。


私は足を止めて、石碑に刻まれた十字架の前にしゃがんで十字架の真ん中にそっと手を添えて目を瞑る。


スッと爽やかな風が舞って私達の髪を揺らす。


ラズやエールは黙って私を待ってくれていたらしい。


 (本当に静かだ…。)


手で触れる。


直感でわかった。


この墓は3日前、私の前に現れたあの女性の墓だ。


(貴方はどうして私の前に現れたの?私はあなたの生まれ変わりなの?)


 私は、答えが帰って来るまで暫く待っていたが、返事らしきことはついに何も起こらなかった。


 私は石碑から触れていた手を話してゆっくりと立ち上がる。


「もう、大丈夫なんですか?」


不思議そうにラズが聞いてきた。


「うん、大丈夫。」


「そうですか…。それじゃあ、お昼にしましょう?お嬢様のために、私。頑張りましたよ〜!!」


そう言って、ラズは笑顔で腕を曲げて腕を捲るポーズをとった。


「そうなの?今日のお昼はなぁ〜に?」


「サンドイッチです!」


「やったぁ〜。ラズの作ったサンドイッチ大好き!」


「護衛の皆さんの分も作ってあるのでよろしかったら食べてください。」


「何!?本当か?し、しかし。今は護衛の仕事として…」


「え〜?、私はエールとも一緒にピクニックしたいな〜?」


「ぐっ…わかりました。護衛は代わり番子にしましょう。」


「まだまだ固いですよ〜?もっとスマイルしましょう?()()()()?」


 そう言って、ラズは両指の人差し指を両頬に乗せて笑顔の表情になる。


「う、うるさいぞ。ダメイド!」


「もう〜サンドイッチ上げませんよ?」


「何!?それは困る。腹が減っては戦が出来ない。」


「じゃあスマイルですよ。()()()さん?」


「私もエールの笑顔が見たい!」


「お嬢様っ!?」


 来た道を戻りながら、他愛のない会話を繰り返す三人の後ろを二人の女性と男性が、肩を抱き合いなからほほ笑みんで見ていた。


今振り返れば、その姿を確認できただろう。



 ―しかし、三人の誰も気づくことはなかった―




――――                 ――――



「これより、第27回合同訓練を始める。ルールは記載したとおりだ。

 武器に塗ってある塗料が胴体及び、首に当たった者は失格となる。

 失格となったものは例年通り審判及び、不正の監視を行っているリーナ大隊長が率いる第二部隊が回収する手筈だ。

 もう知っているかもしれないが、今回は騎士団を大きく二チームに別れて、攻守を行うことになっている。貴殿らの奮闘を願う。では、始めよう。」


グルー大隊長が笛を鳴らして、合同訓練は始まった。


 私達平民派の布陣は、グルー大隊長率いる総勢40名の第四部隊と、サンソンとリリアさんが補佐する臨時教官率いる平民出身の訓練兵部隊の25名余。


総勢約70名だ。


 グルー大隊長率いる第四部隊は騎士団員の古株の多くが属している熟練の部隊だ。先の戦いでは、騎士団長に率いられて、この街を守った豪傑たちでもある。


 対して、貴族側の布陣はブルーメル=ジーリス大隊長とサリー=コナー大隊長、それぞれ30名の第一部隊と第二部隊、そして、貴族出身の訓練兵が45人。


合計100名以上。


 ブルーメル大隊長が率いる第一部隊は衛兵と協力してエルサレンの治安維持を務めている。

 故に普段から実戦慣れしていて、一人一人が頭の回転が速いエリート部隊だ。

 この前も、冒険者を襲った間者達を返り討ちにしたらしい。


 次にサリー大隊長が率いる第二部隊だ。

主に戦闘能力に優れており、戦士としてのレベルが高い。戦線の要となるタフネス達が集まっている。


 最後に、貴族出身の訓練兵たちだ。

彼らは、生まれてからエリート教育を受けていて、独学や道場で習っている私達平民出身の訓練兵とは雲泥の差がある。


毎月ある訓練兵同士だけの合同訓練では、平民の訓練兵のほとんどが返り討ちにあっている。


明らかに不利でしょう?


私達がなんで今まで負けると思ってたか、やっとわかってくれたかしら?


平民も貴族も、平等だと言っているがやはりまだまだこういう貴族優位の状態になることはしばしばだ。


私達訓練兵達が嫌な気持ちになるのは仕方がない。


しかし、今回は違う。

私達は無策でこの戦いに挑んだ訳では無い。

この戦いに絶対に勝つつもりだ。


 今、私達は二人一組になって、森の中をいくつもの罠を敷きながら疾走していた。


勿論私のペアはジェシアだ。


「こっち十五個設置したわよ。そっちの守備は?」


ジェシアが戦場なのに槍を持たずにこちらに向かって走ってくる。


「こっちは十個設置した。後少しで全部終わる。」

「早くして頂戴。今敵に見つかったら一網打尽にされるわよ?」


ジェシアが珍しく急かしてくる。


「わかってるよ。ジェシアも手伝って?」

「ああ、もうっ!!」


ちなみに私も一切武器や防具は一切所持っていない。

何なら、訓練兵全員が武器や防具を持っていないかった。


今、私達が両手に持っているのは罠だけだ。


勿論これは、臨時教官の指示だ。

 最初私たちはこれには反対したが、武器を持つより持たないほうが相手よりも素早く移動できると、言われて渋々納得していたが、


実際にやってみると意外と素早く行動できている。

ここは両グループの位置との丁度真ん中に位置しているのだが、私達は敵と比べて明らかにスピードが段違いだった。


私達が罠を所々設置しながら進んでいたが、貴族側のグループは近くに全く確認できていない。


だが、油断は禁物だ。


戦場では、油断が命取りになると知っているので、二人は周囲の警戒を怠らない。


(お願い…まだ来ないで。)


緊張の空気が当たりを漂う。まだ誰も会敵してないのか、異様に静かだ。


しかし、私達の全方向からかなり距離は遠いが、声が聞こえてきた。


貴族側のグループだ。


(早く終わって、とにかく早く。)


「終わった。」


「よし、急いで合流しましょう!」


私達は全速力で来た道を戻る。

勿論、自分たちの設置した罠の位置と仕組みは嫌でも把握しているので、罠の設置場所から離れるように少し遠回りだった。


私とジェシアが集合地点に着く頃には、他の訓練兵達全員が集合した後だった。


「遅いぞ。マーティカ、ジェシア。早く武具を装着しろ。」


「「ハッ、申し訳ありません。」」


私達が急いで、列に加わっていると明らかに訓練兵達ではない者たちがいた。


「誰かしら?」


私がジェシアにコソコソ声で聞くと、ジェシアは知らないの?とでもいう顔をしてから静かに答えてくれた。


「戦闘にいるのが、第四部隊のグルー大隊長だよ。その他は、私達と一緒に闘ってくれる騎士団員達。」


私がグルー大隊長を見る。歳は4,50に見えるが、その体つきには無駄なものが無い。


顔にいくつかの傷があるが、そのもの腰は意外と紳士的で、その中に圧倒的な威厳が見え隠れしていた。


まさに、歴戦の戦士という感じだ。


臨時教官が喋りだした。


「まあいい。及第点だ。グルー大隊長。もう始めても大丈夫か?」


グルー大隊長はコクリと頷いた。


「大丈夫だ。臨時教官殿。」


「今からブリーフィングを開始する。今、主力の第四部隊が頂上のフラッグを守っている。

 現状、戦局は数的に圧倒的に不利だ。

そこで、俺達の行動が要になってくる。もうすぐ敵が罠に接近するが、ここで如何に相手の戦力を減らすことで勝敗が変わってくる。分かるな?」


臨時教官が私達を見渡すと同時に訓練兵達が唾を飲み干した。


「俺とグルー大隊長は指揮官として現状、戦闘に参加出来ない。

しかし、副官のサンソンとリリアの二人とグルー大隊長からお借りした5名の騎士団員がお前たちをカバーしてくれる。

 そこでだ。部隊を大きく三つに分けることにした。

 まず、通信部隊だ。まず、本部として比較的素早い者を選抜する。ライとロイ、シーク、マイが本部及び指揮伝達部隊として入る。勿論俺はそこで指揮を取る。」


「「了解。」」


「残りを半分に分ける。リリアが率いる第一小隊はガルーとロッシュが主体で力が比較的あるものに入ってもらう。お前たちは主に罠を抜けてきた者を第四部隊の援軍とともに正面から受け止めるのがのが任務だ。恐ろしい役割かもしれないが、リリアや第四部隊の騎士団員達がお前らをカバーする。」


「「了解。」」


「すみません。教官。」


ロッシュがいきなり手を挙げた。


「何だ?」


臨時教官がロッシュを見る。


臨時教官に睨まれたと思ったロッシュは少し怖がったが、すぐに気を取り直して質問をする。


「どうして、筋力が劣る僕を?」


「お前は運動に置いては劣るが、その分知力面で抜き出ている。そこで君にはリリアの補佐を、行ってほしい。」


ロッシュは褒められていることに慣れていないのかボーとしている。


「ロッシュ?」


「ハッ、わかりました。」


「よし、話を再開する。次に、サンソン率いる第二小隊はマーティカとジェシアが主体となって凡庸性の高い者について行ってもらう。お前らは敵の側面を突くように移動しながら攻撃を繰り返せ。」


「「了解。」」


「質問があるものは?」


― シーン ―


「グルー大隊長以上にてブリーフィングは終わりです。急遽時間を頂きありがとうございます。」


グルー大隊長は会釈を返して反応した。


「以上、解散。各員行動に移せ。」


「「ハッ!!」」



次回は来週の土曜日の0:00です。

お楽しみに!!

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