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「・・・・・・・・・・・・」
「みや、あ~ん♡」
「・・・・・・」
よく寝れたかはさておき、朝から色気駄々洩れの甘いルーイ。
「~~~っ (イチャラブカップルかっっ!)」
お腹の前に胸がいっぱいになっている。
好きは好きでも、先ずはお友達みたいなお付き合いからと思っているみやに対し、ルーイはちょくちょくフライングしてグイグイ来る。
「ん? 口に付いてるぞ?」
“ ペロリ♡ ”
「ん、甘いな」
「(はいアウトぉーーー! 甘いわけあるかぁ~~~っ! カッテージチーズだしっ! むしろしょっぱいしっ? むしろルーイの顔の方が甘すぎるんじゃないかと思うんですけどぉっ?!)」
本日も脳内が絶好調のみやだ。
色々といっぱいになったところで、気分を変える為に外へ出た。
船は順調な航海を進んでいるようだ。船員や兵士達の視線をチラチラ感じながら海を眺める。
「みやは海も好きだな」
「うん。綺麗な自然を見るのは好きかも」
「ずっと同じだと飽きそうだがな。 今日は何をする?また遊ぶか?」
「う~ん。一日中は流石に長いかな」
本当は体を動かしたいみや。部屋の中でストレッチをするのがいいところだ。
「木剣を振りたいなー」
「・・うーん・・・ それは・・・」
何とも返せない。 しかしみやも分かっているので言ってみただけだ。
「まぁ楽譜でも描いて、ダンスの振り付けでも考えるわ」
「そうか。 みやの考える踊り方はこうー、、変わったポーズや動きが多いな」
「そう? ありふれた事しかしてないけど・・?」
「だが一緒にやる事でとても楽しくなると言うのも知った」
「じゃあまた一緒に踊ろ?」
「あぁ」
お互いに笑顔を交わす。
気が済むまで外で過ごした後は部屋で楽譜作り。
鼻歌や横笛を吹いて確認しながら音符を記入していく。
ルーイはそれをバックミュージックにして仕事を。
午後は笛を吹きながら振り付けを考えてステップを踏むみや。
それをルーイは、どうにも体を動かさないと落ち着かないのだな、と少し苦笑う思いで見ていた。
それと時々独り言が出るのが面白いと聴いている。
「んん~ ここはこうかなぁー。 いちにー いちにー よっほっぱっ ン~♪ ンンン~♫」
みやを見ているのはずっと飽きずに眺めていられると、ほのぼのした空気に包まれた。
気が付けばルーイもパラディン達も、少し体が揺れていたり拍を取っていたりするから、すっかり感化されている。
そうして航海中は平和な時間を過ごした。
この話どこまで続くかなー?




