魔法使いになりたい
二人「「どーもー!」」
ツッコミ「突然やけどさ、俺、魔法使いになりたいねん」
ボケ「・・・」ポンッと相方の肩に手をおく
ツッコミ「何?」
ボケ「大丈夫やって」
ツッコミ「だから何が?」
ボケ「今時、30歳童貞なんていっぱいおるから」
ツッコミ「そっち魔法使いになりたいんちゃうわ!!」
ボケ「でもいっぱいおる割りに魔法使ってるやつ見たことないよな(笑)」
ツッコミ「お前、世の男どもにケンカ売っとんのか!? いや、そうやなくてな。魔法使えるようになったらいろいろ便利やん」
ボケ「ほう? 例えば?」
ツッコミ「ほら、手のひらから火とか水とか出せたら便利やん」
ボケ「え? ライターとか蛇口とか使えば良いやん?」
ツッコミ「・・・」
ボケ「・・・」
ツッコミ「いや、そういうことやなくてな。道具無しに身一つでいつでも使えるから便利なんやん」
ボケ「まあ、確かに何もないところで人を燃やしたり溺死させられたら完全犯罪やもんな・・・この犯罪者ーー!!」
ツッコミ「なんでや!? そんあ物騒な使い方やなくて他にもあるやろ!」
ボケ「ほほう? 例えば?」
ツッコミ「ほら、無人島行った時とかに簡単に火起こしたり、飲み水確保したりできるやん」
ボケ「あ、俺一生引き篭もりニートするから無人島なんて絶対行かへんし」
ツッコミ「堂々と情けない宣言すんなよ! それで良いんか、お前は!!」
ボケ「魔法使えるようになるよりニートになった方が楽やん?」
ツッコミ「あー、もう! ほんならニートでも、家ん中でも寒い時に火つけて暖まったり、喉渇いたとき水飲んだりとかできるやろ!!」
ボケ「家が燃えたり水浸しになったりしたらどないすんねん! 俺、リフォーム代なんて出せへんぞ!!」
ツッコミ「なんでそんな現実的な話ばっかりすんねん! ならもうええわ。空を飛ぶ魔法! どうや、コレなら使いたいやろ」
ボケ「ああ、舞空術か」
ツッコミ「それ、ドラゴ○ボールの気で飛ぶヤツ! 魔法や言うてるやろ!!」
ボケ「空飛べるんならどっちも一緒やん」
ツッコミ「そうかもしれんけど! お前にはロマンっちゅうもんが無いんか!!」
ボケ「かめ○め波は男のロマンやろ!!」
ツッコミ「誰がかめ○め波の話してんねん! ならこれはどうや! テレポート! これやったら文句ないやろ!!」
ボケ「ああ、どこ○もドアみたいなヤツか」
ツッコミ「それ、どら○もんの未来の道具やろが! 魔法や言うてんのになんで科学の話にもってくねん!!」
ボケ「将来実現できるかもって考えたらどこ○もドアの方が現実的やろ」
ツッコミ「そうかもしれんけど! 人の夢を現実的な話でぶち壊してくんなや!!」
ボケ「でも魔法のテレポートって大体、一度行った場所にしか行けなかったりするやん? でもどこでもドアやったら好きな場所にいつでも行けるし・・・」
ツッコミ「魔法負けたーーー!!」がっくり膝をつく
ボケ「・・・まあ、そう気を落とすなって」ポンっと肩を叩く
ツッコミ「誰のせいやと思ってんねん」
ボケ「俺だってホンマはわかってんねんで?」
ツッコミ「・・・何がや」
ボケ「お前がホンマに使いたい魔法」
ツッコミ「なんやねん、それは・・・」
ボケ「ホンマはお前、女の子に自分に惚れさせる魔法、使いたいねんやろ?」
ツッコミ「そ、そんなわけあるかい!!」慌てて立ち上がる
ボケ「ええねんええねん、わかってるわかってる」ウンウン頷きながら立ち上がる
ツッコミ「だから違うっちゅうに!!」
ボケ「ホンマか? モテモテになれる魔法があったとしてお前、それ使わんのか?」
ツッコミ「・・・」
ボケ「スチュワーデスとかナースとかキャビンアテンダントとか女教師とかロリっ子とかにモテたないんか!?」
ツッコミ「ほとんどお前の願望やんけ!? しかもロリっ子って!?」
ボケ「そんなたくさんの美女たちに囲まれてハーレムー!! にホ・ン・マ・に興味ないんか?」
ツッコミ「・・・そりゃあ・・・まあ・・・俺かて男やし、少しくらいは・・・なぁ?」
ボケ「ひゅー♪ このエロー♪」
ツッコミ「やめろーーーー!!」
二人「「どうもありがとうございましたー!!」」