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変態の証明。  作者: チラリズム
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鼓動


 もういいかい?

 私が尋ねる。

 まーだだよ。

 彼女は答えた。


 ……ほしい。

 あのがほしい。

 ただそれだけだった。

 あの娘は私のモノだ。


 もう止められない、これは罪深い事。

 人は進むべき道を踏み外せば弱くなるのだという。

 人はおろかだが、私は極めつきの愚か者だ。


 人生は退屈。

 毎日が嫌で。

 生きるのが憂鬱ゆううつ

 それが私だった。


 だけど、もう、それは違う。

 怖いくらいに愛おしく。

 壊したくなるほど魅力的。


 もういいかい?

 私は尋ねる。

 もういいよ。

 彼女は答えた。


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