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植物×擬人  作者: RILRIL AIR
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1/1

あれ、?移動してない??

ゆっくり更新していこうと思います(´・ω・)

 昨日は土砂降りの雨であった。


 その御蔭でか、今日は快晴の空。


 31度を超える気温がここ最近ずっと続いている。


 近頃の気候はおかしくなっているのか、ころころとその表情を変えた。



 朝から晴れであったのに、お昼を越えた辺りから急に雲りがかってきていた。


 夕方になれば、夕方らしい冷たい風が、心地よく吹き出す。



 一人の青年が道を歩いている。


 青年は上を見上げながら今日の一日の疲れを吐き出していた。


 帰宅路を進んでいく途中だがとても歩みは遅い。


 手には大きな植木鉢を片手で抱えながら真っ直ぐに家を目指していた。


 植木鉢からは緑の葉が何本も顔を出していた。



 とぼとぼと歩いて家に着くと玄関横の庭の隅に持っていた植木鉢を置く。



 ガチャ。


「ただいまー。」



 そう言って青年は部屋の中をどんどんと進んで行く。


 廊下があって、一つの広い部屋があって、その先にベランダだ。



 ふぅー


 一息つくように植木鉢をベランダへと下す。



 さて、お風呂をすませるか。


 と、その前に、


 思い出したように、急いでペットボトルに水を汲み、植木鉢の元へと戻る。


「こいつ、

 大丈夫かな?」


 心配そうに見つめながら水をやり、洗面所へと向かう。


 彼の部屋には必要なものしか置いてないというほど、モノがあまりない。


 TVにPCに衣装ケースの箱が三つ、それから窓際にベッド。


 電子レンジなどを載せる棚には炊飯器なども載っておりコンパクトに収納されている。


 小物や置物などは一切ないすっきりとしている部屋だ。



 軽く食事を済ませ、眠ろうとした時、ふとベランダに置いた植物が気になった。



 心配だ。


 彼はそう思った。

 青年はしばらく外を見つめたが、カーテンを閉め、床に着くことにした。


 夜になるといい風が吹いてくる為、窓を開け網戸から風を感じながら寝ることができる。


 とても寝やすい夜である。







 朝もきつい日差しが窓から差し込んでいた。 


 起きて机の上を見ると、やはりあまり元気が良さそうには見えない植物。


 鉢を持ち上げると太陽の光を浴びさせる為ベランダへ出した。


 彼は歯を磨き終えると、コップに水を溜め、それを植物に与えた。


 元気になるといいな。しゃがみながらそう語りかける。



「いってきます。」


 誰がいるでもなく、彼はそう言うと家を後にした。


 カーテンはしっかりと閉める。もちろん窓もその鍵もだ。



 道路に面してる位置に窓がある為カーテンを閉めておかないと部屋の中が見えてしまう可能性がある。

 まぁ、見えると言っても、ベランダの落下防止の囲いより下は見えないので、見える部分とは人が立っている時の頭ぐらいしか見える幅はないのだが、一応防犯上の為閉めていく。


 カーテン越しからはうっすらと日に照らされ荒々しい植物のシルエットが映っている。




 ガチャ。


 彼が帰ってきたのは、夜の19時を回った頃だった。


 今日も日中は暑く汗が出るほど日差しが強い。


 家に着くと、テーブルの上に置いてある植物に水を上げそのままお風呂を済ませる。


 髪をふいて、ドライヤーを掛けると綺麗に髪の毛が下がって揃う。



 植物の置いてある机で食事を食べると、コップにくべた水を、持って帰ってきた植物に与えた。


 食事は簡単なものだ。


 野菜と肉を入れて炒めた野菜炒めに白ご飯。前菜は納豆。


 ザ、男飯と言ったところだろうか、だが栄養はしっかりと考えられているように見える。



 しかしお前はいびつな形をしているよな。


 葉から出る無数の棘がさらにその風格を強調たらしめる植物。


 触るのが痛そうだ。


 彼は植物を見ながら、早く元気な青々しい姿になることを思い、葉を指で撫でた。



 よし、片付けるか。


 彼は食器を片付ける為立ち上がると、先に植物をベランダの外へ出す。




 明日の予習もあった為、少し机に向かってから電気を消した。


 ベッドに入る前はやはり気になって、外に出した植物を少し見つめた。




 明日は元気になってるといいな。


 薄い掛け布団をかけベッドの上の窓を開ける。


 すーっと入ってくる涼しいか風で体を冷やさないように。




 強い日差しが体に降り注いでいた。太陽の熱だ体温を上げていく。


 まだ彼はベッドで寝ていた。


 あー、なんだろう、冷たくて気持ちいー。


 彼の体にべたっと密着するものがあった。

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