歌を歌う。
大丈夫だろうか、俺。
キン肉マンの歌を口ずさんでみる。いい大人が昔のアニメソングを家の中で歌うのだ。軽い羞恥心を覚えながら、自由に歌う。気分がましになる。結構でかい声で歌っていた。我に返り、黙り込み、小説書きを進めることにする。誰だってこんな時はあるだろう。ストレスが溜まっているのだろうか。みんな歌いたいときはカラオケ屋に行くのだろう。あんまり長時間、家で歌っていると危ない人になってしまうからなぁ。カラオケ屋で歌う分には大丈夫なのだろう。いい大人が道端で大きな声で歌いだしたらはっきりと狂人だからなぁ。ちゃんとした大人は家で他人に聞かれないボリュームで歌うかカラオケ屋で歌うかのどちらかだ。スナックでもいい。突然、図書館とかで歌いだしたら警察が来るだろう。それか救急車が来るだろう。どちらかだ。変な妄想だなぁ。でも人間、突然歌いだしたくなる時ありませんか?
車の中とかでもオッケーだろう。運転しながら歌うとか。ポイントは歌いたくなった時に歌うというのがポイントだ。突然歌いだすおっさんとかおばさんとかいるんじゃなかろうか。でも一歩間違えればアレなので歌はちゃんとおぜん立てをしないといけない。それかプロの歌手になるか。防音設備の整った部屋で歌いまくるとかすると気分がいいかもしれない。
僕はさっき、突然、キン肉マンの歌を思い出し歌ってみた。自分の部屋の中でだ。突然歌いたくなったのだ。子供の頃は歌わなかったのに。大人になって先祖返りをしたみたいに子供っぽくなるときがある。子供の頃、もっと子供っぽいことをたくさんしておけばよかった。僕は自意識が強かったので恥ずかしいと思ったら何もしない子供だった。それが今や、四十歳になってキン肉マンの歌を部屋で力強く歌うようになってしまった。大丈夫だろうか。脳は。
まぁ、冗談はこれくらいでいいだろう。いいおっさんがキン肉マンを歌うという不惑のリアルはこれぐらいでいいだろう。やりきれなさがにじみ出た体験だった。歌でも歌わないと日常がやりきれないという人はたくさんいるだろう。
今日の夕食は何だろうか。さっき、冷凍の鮭がテーブルに並んでいたのであれを焼くのだろう。皆さん、元気がない時は歌ってください。あぁ、カラオケに長いこと行っていない。僕はもっぱら一人カラオケなのだけれども。自分の部屋で長時間、歌っているとお父さんやお母さんが心配するので必ずカラオケ屋に行きましょう。普通の人がしらふで歌いだしたら何かいいことがあったのか、ものすごいストレスがかかっているかのどちらかです。あぁ、カラオケに行こうかなぁ。
さっき、図書館へ行ってきた。また鼻水が出てきた。帰ってから昼食をとり、母と一緒に破けた障子を張り替えた。もうすぐ夕食だ。原付バイクにも乗れたし、普通に生活できている。今日は天気が良かったので気分もよかった。朝もよく眠れた。比較的、いい一日だった気がする。
たぶん大丈夫だと思います。




