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ここどこ
…暗い。
僕は、病院のベッドらしきところから出て、病室らしき部屋のドアを開けて、外に出た。
廊下が延々と続く。
迷路のような、暗い通路。
閉じている扉がある。
僕は扉を開けようとした。
警報が鳴った。
職員らしき人たちが現れて、暴れる僕を取り押さえた。
注射が打たれて、僕は気を失った。
朝。
僕は病室を出て散歩した。
他の患者さんらしき人々。
「おはよう!」
すごいかわいい女の子が、僕に声をかけてきた。
「今日は外の天気、いいみたいね」
「そうみたいだね」
「私、キョウ。あなたは?」
「ケン」
…気がつくと、教室だった。
授業が終わる。
誰も僕になんか声をかけない。
ぼっちの日々…。
日常…。