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異世界へ ~最強転生魔術師~  作者: 白龍
1章目 最初の世界と渡り人編
4/6

第参話 ミズキさんの弟

あけましておめでとうございます。

ごめんなさい。遅くなりました<m(__)m>


てくてくてく



ミズキさんとササラ村って所へ向かう。

ササラ村に着くまで暇だから、今のうちにギルドのことを話そう。


ギルドは、12のギルドがあり、もちろん定番中の定番、『冒険者ギルド』がある。そのほかにも、ミズキさんが依頼しに来た『魔獣(&魔物)ギルド』やちょっと特殊な『総合ギルド』、『騎士ギルド』、『料理人ギルド』、『聖神団ギルド』、『資源ギルド』、『医療ギルド』、『郵便配達ギルド』、『引っ越しギルド』、『商業ギルド』、『農業ギルド』がある。


冒険者ギルドについては、話さなくてもいいだろう。


まずは、魔獣ギルド。

魔物と魔獣の違いは、知性があるかないか。

魔獣専門のギルドで、捕獲、狩猟の依頼を受けている。魔獣、魔物以外の依頼は他のギルドへお願いしておけばいい。簡単に言えば、「冒険者ギルドの()()ギルド」となる。そのため、冒険者ギルドに入っている奴もこのギルドの依頼を受けられるって事。


次に騎士ギルド。

これはハローワーク&免許証みたいな感じ。国直属の騎士になりたい人とかが入ったりする。

このギルドでは、毎年1000人の国直属騎士希望者が夢を叶えている。

もちろん、もう国直属騎士の人達も入っている。


次に料理人ギルド。

就職している料理人(コック)も居るのだが、料理の腕に自信のある人が一般人や貴族、王族からの依頼をこなしている所である。現在、世界には三万の料理人が居るらしい。


次に聖神団ギルド。

神官とか神父とかが入るギルド。仕事依頼は、お祓いとか火葬系。

意外と教会に居る人が全員入っていたりする。


次に資源ギルド。

鉄鉱とか木材などを扱うギルド。資源を換金することもできるようだ。別名「資源換金ギルド」。

災害時には最も役に立つギルド。


次に医療ギルド。

地球のような科学と知識で治していく医者がいないため、治癒魔法の使い手が入っている所だ。

あとは、調合師が入っている。もちろん、魔法で調合する。さすがファンタジー。


次に郵便配達ギルド。

これは、名前の通り、手紙や書類、割れ物とかを配達したりする依頼を受け付けているギルド。

他の登録者も使う大事な機関である。国家機密類も扱うからなおさら凄い機関である。


次に引っ越しギルド。

引っ越し業者(此処にも居るのか!?)が入っているギルド。これは、業者が紹介掲示板に自分達の張り紙を張っておき、依頼者が張り紙を見て受け付けに頼みに行き、翌日業者が来るという仕組み。


次に商業ギルド。

商業を行っている商人が入るギルド。商人に直接、物を売るより商業ギルド(ここ)に売ったほうが得。換金したい人→ギルド→商人、というように物が流れているという問題が発生中。別名「第二換金ギルド」


次に農業ギルド。

畜産、酪農、農業の仕事をしている人が入っている。ギルドで農業関係の道具も売ってあり、農民にはありがたい機関。

田舎地方に最も多いギルド。


最後に唯一の特殊ギルド、『総合ギルド』。

俺が入っているギルドだ。

これは、最低でも12のギルドの内、半分の6or7つのギルドに入らなければならない特殊な機関。

しかし、経験値がたくさん獲得出来るためレベルも早期に上昇する。しかし、才能&能力が無いとギルドの方から、拒否される。

ちなみに、俺は、総合ギルド、冒険者ギルドと魔獣ギルド、郵便配達ギルド、医療ギルド、資源ギルド、商業ギルドに入っている。



どうやら、ササラ村らしき集落についたようだ。



「リュウキ……君?さん?」

「君でいいです」

「リュウキ君、ちょっと紹介したい人が居るのですが「姉ちゃん!」ハルキ!」


ミズキさんを姉ちゃんって読んだって事は………………


「ミズキさんの弟さん!?」

「んあ?誰だお前。姉ちゃんは渡さないぞ!姉ちゃんは僕の家族だ!」

「いや…………なんでそーなるの………」

「姉ちゃん!こいつ誰だ!」


おとう………ハルキは俺より15cm位身長が高い。体つきは普通の子供だな。

俺の身長は日本人……いや元日本人か?まぁいいや日本人だった為なのか同じ年の子供達よりかなり低い。だいたい10~20cm違う。たまに30近く高い奴を見つける。原因は「日本人」なのか「転生したための負担分」なのか、それとも「地球人」だからなのか。それはあの神、ファンに聞いたら良いか。


「ハルキ、冒険者よ。今回の依頼を受けてくれた人よ」

「えー?このチビが?」


ん?こいつ今何て言った?チビ?チビだと?


「こんなチビ無理だよ」


俺の何かが切れかける。


「ハルキ!Sクラスの冒険者に何言ってんの!」

「Sクラスか。一応一流なんだなチビ」

「チビって言うのやめなさい!Lv.550の冒険者よ!」

「チビはそこまで行けねぇさ」


俺の何かがついに切れた。


「ハルキって、言ったな」

「お?おう」

「お前、あんまり自意識過剰してると人生終わるぞ」


魔法で《身体強化(クラン)》を使い、一瞬でハルキの後ろへ回り込む。ハルキには俺が消えたように見えていただろう。現代の日本のようにインドアの子供が多く、アウトドアの子供が少ないとは正反対のこの世界は現代日本人の同世代の子供と戦わせたら、間違いなくこの世界の子供が勝つだろう(身長でも勝つな)。しかし、俺は違う。2年前からハスカリーの部隊と一緒に鍛錬したんだ。圧倒的に俺の方が優勢である。


「なっ!?……………あいつが消えた!」

「消えてねぇーよ。後ろだ」

「えっ………………うぐっ」


ハルキが後ろに振り向かないうちに手刀で気絶させる。


「ハルキっ!?」

「あ、みずきさん。落ち着いてください、気絶してるだけです」

「………………………そう」

「はい」

「ごめんなさいね、ハルキは()()()()()()()()()()()なのよ。だから…………」


気まずそうに言うミズキさん。

要するに、この村のガキ大将ってことだな。だから優越感が凄かったわけだ。


「ミズキさん」

「はい」

「俺は今から依頼達成の為にグリーンラビットを出来るだけ多く討伐しに行きます」

「分かりました。がんばってください。……………あ!出来ればグリーンラビットの毛皮を剥いで持ってきてくれませんか?」

「討伐対象の毛皮ですね。分かりました。そのためのナイフはありませんか?」

「えぇ。あるわ」


ミズキさんからナイフを借りて、俺はグリーンラビットの集団が居る森へ向かった。









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