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異世界へ ~最強転生魔術師~  作者: 白龍
1章目 最初の世界と渡り人編
2/6

第壱話 ギルド登録


『・・・・・・・・・・・・・・・・・??』


え?


なんで?


普通転生と言えば生まれ変わる・・・・・んー簡単に言えば赤ちゃん状態でしょ。

なんでかなー。今、7歳児なんですケド・・・。

ファンってどういう趣味してんだろうか・・・。

まあいいや。


ここは森。何処見ても木だけ。どっかには動物一匹ぐらいはいるだろう。

頭の中に地図が浮かび上がる。あの前世にあったカーナビみたいな地図。

まあそれは便利だから良いけどさ、なんで7歳児?微妙なんだけど。


と、ブツブツ文句を言いながら歩いてると・・・・・・・・


ガサガサ・・・・・・


『やっと動物発見か・・・。』


うーーん。こんな動物見たこと無いなー。


〈ホーン 魔物〉


ホーン?あ、コイツか。

って、待て。魔物ってなんだ。


あ、ホーンって言っても分からないよな。

見た目が、上半身が犬で下半身が馬。


「ガルルルル。」


強いかな?


あ、木刀発見。


すると、ホーンが一方的に走ってきた。多分全速力だな。

よし、胴打ちすれば大丈夫・・・・・?



ボコンッ


『・・・・・・・・自滅かよ。てか出番無し?』


このホーンどうしようか。

町が近いから、持って行くか。


「ヒヒーン。」


「ホーンの目撃は此処だな?」


「はい。」


「行くぞ。」


「隊長・・・、あそこ人が・・・。」


「ん?あ・・・危ないぞ!此処は魔物がうじゃうじゃ居る所だ!」


『あー、どうも、こんにちは。』


「ああ。なんで此処に?」


どうしよ。旅人良いかな・・・・転生者なんて言えないし。


『旅人です。此処に来て迷ってしまい。』


「そうですか。そういえばホーンって知ってますか?」


『これですか?』


と言って、さっき自滅したホーンを見せる。


「あ!これはこれは。冒険者ですか?」


『まあ、似たような。』


「そうですか。隊舎に来てもらっても良いですか?」


『あ、はい。』


馬車に乗る。

意外と窮屈だった。

そりゃそうだ、何せ、一つの荷台に一つの隊が乗っているから。



それから3時間後、隊舎に着いた。


「そういばお名前は・・・。ゴホン、私はハスカリーと申します。」


『俺は斎刀竜輝です。』


「リュウキですな。」


『はい。』


「敬語はいらないですよ。」


『じゃ、ハスカリーも無しな。』


「わかり・・・わかった。」


『で、何?』


「ギルドに登録は?」


『へ?ギルド?』


「じゃ、受付に行こうか。お金は持ってるか?」


『いや・・・持ってないです。』


「じゃあ、貸すからな。後で返せよ。返さなかったら逮捕だからな。」


『あははは・・・。』


思わず苦笑いになった。


渡されたのは銀貨って言うお金の一種らしい。

金貨百枚=白金1枚

銀貨百枚=金貨1枚

銅貨20枚=青銅貨1枚

銅貨百枚=銀貨1枚

銅貨5枚=4人家族一日分


銀貨一枚貸してもらった。


「ほら、置いていくぞ。」


『ああ、待ってよ。』


「ここが受付だ。」


見た目的にも明らかにここは受付ですって感じだな。

区役所みたいだなここは。


「あら、ハスカリー隊長じゃない。どうしたの?」


「いや、ホーンを捕まえたんだ。」


あ、いや、自滅したところを捕まえたんだが・・。


「凄いじゃない。あれはBランクよ。」


『Bランク?』


「ええ。

ギルドにはランクがあり、SSS~Lまであるの。リュウキさんは騎士からの紹介ともなるからIランクから。でもホーンを倒したからCランクね。」


『え?ホーンはBだって・・。』


「リュウキさんは今Cランク。Cランクの人はBランクの依頼を5つ成功させればいいのよ。ただし、BランクになったらAランクの依頼を10つ成功させるの。こう言う成り立ちなのよ。ギルドは。」


『じゃあ、あと4つか。』


「そうよ。頑張ってね。」


『はぁ・・。』


「でもな同ランクの依頼の場合は倍。リュウキなら10だな。」


『へー。』


「ここに魔物などの辞典があるからな。」


『ほー。』


「聞いてるか?」


『聞いてるよ。』


「そうか。」


『あ、宿って何処にあるんだ?』


「宿なら、隊舎を出たら目の前にある。」


『どうも。』


ちなみに、あの銀貨はギルド登録に必要なものだった。

宿代はギルドで、稼ごう。


=宿=

『こんに・・・こんばんはー。』


「いらっしゃい。」


日本風・・・和風の宿だった。

馴染み易くて良いところだな。前世が日本人だからか・・。


「何日だい?」


『予定はまだ・・。』


「まあ、金が払えるなら居てもいいさ。」


『どうも。俺は竜輝です。』


「私はレン。この宿の主だよ。208号室が開いているからそこな。」


『あ、はい。』


なんかあの人某海賊アニメとかに出て来るヒ○ルクみたいだな。


ここか。


ガチャリ


『広い。』


感想は、広い。

何コレ、広すぎでしょ。


『あ、手紙かな?』



=手紙=


やあ!わしじゃ!ファンじゃ!

コレを見てるって事は無事に宿に着いたんじゃのう。

ここは魔法を使う世界じゃ。

お主には此処の世界ともう一つの魔法世界で生活してもらう。

大丈夫じゃ。

お主はもう魔法は使える。

ただし、修行をすれば応用力もつく。

お主の魔力は無限じゃい。

あと、魔物などはお主だけなんじゃが、食べれる様になってる。

毒は抗体が出来ておる。

猛毒でも大丈夫じゃろ。

ほとんどは一回食べて寝れば抗体は出来る。

あと、お主は全属性じゃ。

まさにチートじゃのう。


お主は刀が使いたいだろうから、宿の隣にある武器屋で日本刀が買えるぞ。

切れ味が良いからの。

あれは人を選ぶ刀じゃ。

刀はお主を待っている筈じゃから早めに行くといいぞ。


じゃ、頑張れよ^^


P.S わしは魔物を食べた事が無いからどんな味か分からん。


ファンより




・・・・・・・・・・・・・・。

何コレ、チートすぎるだろ!

何!?毒ありOKってなに?

毒あるのーーーー!?

魔法世界・・・・・、此処もって事?

魔法か・・・・。


てか、属性ってなんだろ。

BAS○RAみたいな?

ま、そこは魔術師に聞けば分かるよな。


そうだ、刀を見に行くか。


「ありゃ?どうしたんだい。」


『武器屋見に行こうと思って。』


「そうかい。帰ったら夕飯が出来てるからな。」


『分かった!』



=武器屋=

「おお。どうした?」


『刀ってあります?』


「あるけど、呪いがかかってるぞ。気をつけな。責任は取らないぞ。」


『分かってます。』


「これだ。」


『おお。綺麗。』


「見る目があるんだな坊主。」


『ええ。』


まさに日本刀。


触れてみた。


〔待ってました。〕


「え・・・。」


『どうしたんですか?』


「なんか異変は?」


『ないですけど?』


「貰っていい。それは人を選ぶ刀だ。切れ味は凄いと聞いていたが。」


『ありがとう。』


〔では戻りましょう。〕


宿に戻る俺ら。


『レン!見て!刀貰ったよ!』


「「「ええええ!?」」」


『あ、ハスカリー。』


「あ、じゃねえよ!持ち主はお前だったんだな。」


「凄いことだよ。」


「あ、どうも。クリスティアです。ハスカリー隊長の隊の副隊長です。」


『俺は竜輝。よろしくな!』


「おい、なんだこの差は。」


『良いじゃねえか。別に。あ、夕飯。』


「今日は寄せ鍋だよ。」


『うまそ~。』


「ははは。」


『味噌鍋~~~。』


「食べた事があるのか?」


『うん。故郷の味~~。』


もちろん前世の故郷。


「猫みたいだな。」


『でもここは便利だね~。ギルドからも近いし。』


「あのな。ここは隊舎の一部なんだがな。」


『へ?』


「お前以外全員、騎士だ。」


『俺以外が?レンも?』


「ちょっと酷い。」


「そうだ。」


『ふぇ~。』


「食べてから話せ。基本マナーだろうが。ちなみに、私は207号室だ。」


『あれ?ちょっと待った。ここって宿じゃないの?』


「ここは隊舎だ。」


『えええ!?』


「あとで・・「「「隊長!」」」来たな。」


『あ・・・森であった騎士?』


「ホーン捕まえた人?」


『あ・・・まぁ・・・はい。』


「へー。凄いよな。」


『そうなんだ。』


「いや、言った筈だが。」


『ハスカリーって、魔術師か?』


「ああ、そうだが。魔力あるのか?」


『うん!』


「そうか。刀があるから魔術剣士か?」


『あーそうかも。』


〔竜輝さん。〕

〔竜輝でいいよ。〕

〔私の名前は、エミです。〕

〔よろしく。〕

〔はい。〕


「でも、お前はまだ子供だぞ?」


『プクー。』


頬を膨らます俺。

確かに7歳児だから、子供に見えるんだろうな。


「隊長。」


「ん?クリスティアどうした。」


「魔術の基本でも教えてあげればいいのでは?」


「基本ならいいだろう。」


『ありがとう!ハスカリー!!』


思わずハスカリーに飛びつく。


「お、おい!皆(部下)の前でそれはやめろ。」


『あ、ごめん。』


「じゃあ、明日の朝9時にギルドに来い。基本を教えてやる。」


『分かった。』




明日はハスカリーと魔術の基本を教えてもらう事になった。






なんか変だな・・・。


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