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第15話:聖域都市の産声と、新たなる旅立ち

第15話をお読みいただきありがとうございます。

ついに第1章「追放と覚醒編」が完結します。

ボロボロの鑑定士として捨てられたアルスが、精霊、聖女、王女、エルフ、そして伝説の鍛冶師までを従え、新たな歴史の1ページを開きます。

聖域の「建国」の瞬間を、どうぞ見届けてください!

「……こ、これは、ヒヒイロカネか!? いや、それ以上の魔力を秘めた未知の金属……。ワシが一生をかけて追い求めた『神の鉄』が、こんなところに転がっているとは……!」

 聖域に迷い込んできた老ドワーフ、バルカンは、俺が【再構築】で作り出した防壁の資材にへばりついて号泣していた。

「バルカンさん、落ち着いてくれ。それはただの鉄屑を少し組み替えただけだ」

「鉄屑だと!? 貴様、この純度が分からんのか! ワシはこの金属を打てるなら、魂を売っても構わん!」

 伝説の鍛冶師と謳われたバルカンまでもが、アルスの「無自覚な規格外」に毒されてしまった。

 だが、これでピースは揃った。

 イヴの加護、セレスティアの癒やし、アイリスの武力、フィオナの工芸、そしてバルカンの鍛造。

「……主様。これだけの力が集まれば、もはやここは単なる『隠れ家』ではありませんね」

 イヴが静かに微笑み、俺の隣に立つ。

 セレスティアも、アイリスも、フィオナも、みんなが真剣な眼差しで俺を見つめていた。

「アルス様。この森を、行き場を失った人々を救う『希望の地』にしませんか?」

「ああ、そうだ。アルス、貴殿が名乗るなら、我が王国も全力でその『背中』を支えよう」

 俺は空を見上げた。

 世界樹の葉が黄金に輝き、優しく揺れている。

 追放されたあの日、俺には何もなかった。

 だが今は、守るべき仲間と、帰るべき場所がある。

「……わかった。今日からここは、誰にも縛られない、自由と再生の街――**『聖域都市アルスガルド』**だ」

 俺が宣言した瞬間、世界樹がこれまでにないほど眩い光を放った。

 光の柱が天まで届き、その波動は大陸全土を駆け巡る。

『条件を達成しました。称号【建国者】を獲得』

『聖域の全機能が解放。都市としての「支配権」が確立されました』

「「「「「我らがマスターに、祝福を!!」」」」」

 仲間たちの歓声が響き渡る。

 こうして、一人の鑑定士の「逆転劇」は、世界を揺るがす「建国記」へと姿を変えた。

     ◆

 その頃、遠く離れた軍事帝国の玉座にて。

「……何だ、あの光は。辺境の森に、新たな『神』でも生まれたというのか?」

 漆黒の鎧を纏った男が、不気味に目を細めた。

 第2章、大陸を揺るがす「国家間抗争」の足音が、静かに近づいていた――。

第1章「追放と覚醒編」、これにて完結です!

全15話、お付き合いいただき本当にありがとうございました。

「ゴミ」と笑われた鑑定士が、一国の王ですら畏怖する「建国者」になるまでの物語、いかがでしたでしょうか。

次回、第2章「聖域都市・建国無双編」が始まります!

いよいよ都市が巨大化し、アルスの【再構築】がインフラから軍事までを塗り替えていきます。

面白い!と思っていただけた方は、ぜひ第1章完結の記念に【★★★】評価やブックマークをお願いします!

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