結構、大袈裟に言い過ぎじゃない!?
私の彼氏は、何でもかんでも直ぐに【大袈裟に言いまくる!】
少し前も、、、カップラーメンを食べようとしてポットからお湯を
カップラーメンに注いでいたら、、、?
彼が私にちょっかいを出してくるから、、、? 少しお湯がこぼれて
私の足にかかり、ちょっとだけ火傷をしただけなのに、、、!!!
*
次の日、、、。
私の仲がいい女友達に彼がこんな事を言っていた、、、!
『ななみ大丈夫なの? ななみの彼が昨日言ってたよ!
昨日は、ななみが大やけどして体中に水膨れが出来て、直ぐに水で冷やして
それから救急車に運ばれて治療したとかで、、、? もう、大変だったって!
でもなんだか? 大丈夫そうに見えるけど? また、はじめの話って嘘なの?』
『・・・・・・全部が嘘って訳じゃないんだけど、、、? 大袈裟に言い過ぎ
てるかな、、、? はじめは、何でもかんでも大袈裟に言いたがるから、、、!
あんまり、はじめの話を信じなくてもいいからねぇ~!』
『・・・でも、火傷はしたんだ、、、!?』
『・・・まあね! 場所が場所だから後で、ユラには見せてあげるよ~!』
『何よ~もったいぶって~! 見せなさいよ~』
『嫌だよ~恥ずかしいから、、、!』
『そうなの? 余計に見たーい!』
『もぉ~ダメだって! 後でね、、、!』
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私の名前は 『加納 ななみ』 大学生。
彼氏の名前は 『江川 はじめ』高校からの付き合いで大学も一緒。
親友の 『ユラ』には、私は何でも話している!
彼氏の(はじめ)は、嘘を付いている訳じゃないのだけど、、、?
話が大きくなりすぎて、、、もう元の話が何だったのか、、、?
分からないぐらいに、大袈裟に何でも話す、、、!
その事は、親友のユラも知っているから、、、。
あんまり、はじめの話を鵜吞みにはしていないと思うのだけど、、、?
嘘を付いている訳じゃないから、、、私に怪我や何かあったら、、、?
ユラは私から、直接話を聞いてくれる、、、!
・・・面倒なのは、、、?
まったく私の知らない人達にも言うから大変で、、、。
何度もはじめには、大袈裟に言うのをやめてくれように、私から言っているのに
一向にやめてくれない、、、!
『いい加減にしてよはじめ! 何でもかんでもそんなに大袈裟に言わないで!』
『・・・でも、本当の話じゃないか!』
『はじめが話すと? 大袈裟過ぎるのよ! ちょっとした事がなんでそうなるの?』
『俺は別に嘘をついていないよ!』
『・・・・・・そうだけど、、、?』
『ちょっとぐらい、大袈裟に言った方がいいじゃん! みんさ~ ななみの事
心配してくれるよ!』
『・・・そういう事じゃないでしょ!』
『まあまあ~怒るなって! 可愛い顔が台無しだぞ~!』
『もぉ~真剣に聞いてよ!』
『はいはい! この話はもう終わりね!』
『また、そうやって勝手に終わらせるんだから~』
*
はじめは、大袈裟に言う以外は凄くいい彼氏で、、、。
私にも誰にでも優しくて、凄く私を大切にしてくれるし、、、。
何より、私の事をはじめは好きでいてくれている、、、!
そんな、はじめの事が私も大好きで、、、。
・・・・・・でもある時、こんな事をはじめはみんなに言っていた、、、!
『・・・ななみが、トラックにはねられて亡くなったって、、、!』
『・・・えぇ!? また、はじめが大袈裟に言ってるだけなんでしょ!!!』
『そのトラックが普通の道路で40キロで走るところを80キロで走って
いたらしく、、、ななみを轢いたトラックに、ななみの首がもぎ取られて
トラックにくっついてたんだって、、、!』
『・・・・・・なんで! そんな言い方が出来るのよ! はじめ、ななみの彼氏
なんでしょ! 彼女の事をなんでそんな風に言えるのよ、、、!』
『・・・・・・本当の事だから! 俺は嘘はついていない!』
『・・・それは分かるけど、、、? どうせ、少し怪我をしたとかなんでしょ?』
『今回は全て本当なんだよ! 大袈裟でもなんでもなくて本当の話なんだ!』
『・・・・・・もういい! ななみに直接聞くから、、、!』
『・・・・・・』
ユラは直ぐに、ななみの携帯に電話をかける、、、!
【只今、電話に出られないか? 電波の届かないところにいるか? もう1度
電話を切ってから、おかけ直しください。】
『・・・ななみ、』
▽
次の日、、、。
ななみは、はじめが言った通りになった、、、!
大袈裟でもなんでもなく、本当の話だった、、、!
ななみの首は、トラックの右のワイパーに引っかかっていたらしい!
胴体と頭がバラバラになった状態で発見される、、、!
ユラは、はじめに言った、、、!
『もう二度と、ワタシに大袈裟な話も本当の話もしないで、、、!』
『・・・・・・』
最後までお読みいただきありがとうございます。