駄目駄目セールスマン 駄目朗
セールスマンとか言ってるけどただのコメディ小説なので気軽にどうぞ
セールスマン。それは華麗なるトークで相手を引き付け、商品を購入させるスペシャリストである。
卓越した会話能力が必要な職業だが、伝説のセールスマンと言われた彼には朝飯前だ。
その伝説のセールスマンとは…!
ピンポ〜ン
S木さんの家のチャイムがなった。
「は〜い」
S木さんがドアを開けるとそこには伝説のセールスマン駄目朗がいた!
「いらっしゃいませ〜!ご注文は?」
「いや、来たのあなたでしょ」
「いや〜、それにしてもショボい家ですね。家賃10円ですか?」
「何コイツ、失礼の極みなんだけど」
「あぁ、申し遅れました。ワタクシ、伝説のセールスマンの駄目朗と申します」
「自分で伝説のセールスマンとか言ってるよ」
「てゆ〜か早く『クソみたいな家ですがどうぞ上がってください』とか言えよ!」
「何で急にため口?後今度家のこと馬鹿にしたらお前の家燃やすからね」
そして家の中
「で、何の用ですか?」
「はい、実は今日は素晴らしい商品をご提供に参りました。」
そう言うとカバンからタオルを1枚取り出した。
「今日ご紹介するのはこのタオル、なんと普通のタオルです!」
「君『なんと』の使い方わかってる?」
「さらにこのタオル、1枚100円ですが、2枚セットで200円、3枚セットで300円、5枚セットで1000円です!」
「いや、セットの意味ないじゃん、しかも何で5枚セットにすると高くなんの?」
「お申し込みは今すぐ、フリーダイヤル 0120−37564までどうぞ!」
「ここにアンタがいるから電話する意味ないじゃん。しかも『37564』って『皆殺し』だし。もっとましな番号にしろよ」
「どうやらお気に召さないようですね。仕方ない、では次の商品は… 洗濯機です!」
「あ〜、洗濯機はいいですね、いくらですか?」
「はい、今なら10個セットで37564万円です」
「何で10個セットなんだよ、10個もいらねーよ」
「10個セット意外には20個セットと37564個セットしかありませんね」
「さっきから37564にこだわりすぎだよ」
「これも駄目ですか。ならば最後の商品を!」
そう言うとカバンから腕時計を取り出した。
「さてこの時計、ただの時計ではありません。何と麻酔銃が打てるのです!」
「コ〇ンのパクりじゃねーかよ」
「あ、疑ってますね〜!効果はテキメンですよ!試しに私に打ってみてください!」
「じゃあホントに打ちますよ」
「パスッ!」
「ぐわ〜、やられた〜!」
「ZZZZZZ」
「まだ打ってないんだけど。口で効果音言っただけなんだけど」
「………!?」
「いや〜冗談ですよ冗談、取り合えず値段は破格の安さで8000億円なんですが…… あれ?ちょっとどこに電話してるんですか?…まさか警察!?ちょっと待ってくださいよS木さん!S木さ〜ん!!」
午後3時75分64秒(要するに4時16分04秒)
駄目朗 詐欺容疑で逮捕
完
読んでいただきありがとうございます。やはり感想は様々だと思いますので、皆さんの評価コメントをお待ちしております。




