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ある夜の話  作者: ナノ
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青の十字架1

この話だけ見ても世界観がわからないので説明します。

この話の世界は残酷な戦争の世。

しかも人間同士ではなく、人間VS不死身のロボットでした。人間たちはあっけなく殺されて、人口はたくさん減りました。

そのため、赤い人の血が降り注ぎ、死体は腐りました。

そんな中、一人で小さな研究所を展開するナノと言う少年の話。

「今の若者はなぁ〜」

じいちゃんの長話が始まった。

伊藤じいちゃんは今の若者に不満を持ってるおじいさん。働け働けいっている。自分が働けって話なんだけど、じいちゃんは八十を過ぎた年寄り、流石に働くことはできないわけで。

「…聞いとるか?」

「あっ!ごめん」

ついぼーっとしていた。どっちにしろじいちゃんの話は耳に入らないんだけど。

「いまの若者は何人じゃ?三十人程だろ?この若者たちが大人になって年をとったらもう人間の世界は終わりじゃ。だからな子孫を残すために結婚を…」

「え?結婚の話?ってか早くない?」

なんか働けとかでも言うのかと思ってた…。

「いいんじゃ、今の時代がわからんか?第三次世界大戦じゃ。しかも命もないロボットと。憲法なんて気にしてられるか」

「でも、女の人なんて遠くにでも行かないとわかんないよ?」

そうだ、女のなんて弱くて戦争に勝てなかった。子供だって、大人だってみんな残酷に殺されていった。僕の母さんも、父さんも、妹も、兄も。そして、伊藤爺ちゃんも。



夢が覚めると七時半くらい。

普通の風景だと、鳥の鳴き声と共に伸びをする主人公だが、このような赤い雨(人の血)だと伸びをする気も失せる。

少女漫画風に自己紹介してみよう。

僕の名前はナノ!正式な名前はまた後で。微妙な十七歳!よろしくね!

「…あー虚しい」

ベッドから起きて朝食…の前に鶏の卵を取りに行く。今の時代にコンビニなんてものはない。つまり、自給自足。野菜も麦もなんでも自分で育てなければいけない。ただ、あげる水がほとんど血なのであまり美味しいものではないのだが、我慢だ。

今日のご飯はベーコンエッグ。

それにキャベツを付け足して豪華に。この時代に生まれてきた中で随分と豪勢な暮らしをしていると思う。食べれなくて人の血を飲んで生きてる人も少なくないのに。

「いただきます…いつもお恵ありがとうございます」

僕は手をあわせて箸を手に取る。

本当に血の色が赤でよかったと思う。青とかだったら食べる気失せるもんな。赤く染まったキャベツはいつもどおり鉄の味がした。

「うう…」

子供みたいなうめき声を上げてしまう。

どうも血の味は嫌いなんだ。

お口直しに自家製プリン♡

これだけは外せない。

会社も学校もない暇な時代。

僕はプリンを作ることが大好き。

その為、冷蔵庫の中はプリン王国!

プリンをゆっくり口の中へ注ぎこむ。

「〜っ♡♡♡!」

クリーミーな舌触りと控えめな甘さがたまらない!一口食べたら至福の空間が広がる。

-プルルルル-

我に返る。

誰だよ、こんな時に。イタ電だったら叩き潰してやろう。

「只今電話に出ることができません。ピーっという音のあとにお名前とご用件を…」

「っナノさん!?」

お、この声はフィニアか。フィニアは僕の大親友、十二歳でこの時代に生まれてきて、親も死んでしまったためネガティブかと思いきや、脳内花畑の男の子だ。

「あ、はいはい。フィニアか」

「っ!…よかった生きてた…。電話に出ないから死んだのかと思ったよ」

電話の声はどこか震えてる。さすが親友。

「それで、ご要件は?」

「うん、それがね!今ロボット拾ったの!」

…え。

待て待て待て待て待て待て待て待て待て?

ロボットを拾った、だぁ?

それって支配者のロボットじゃ…

「今すぐそのロボットを捨てろ!何考えてんだよ!」

「えー?冷たいこと言うなぁ。いいこだよ、この子」

相変わらず危機感のないような喋り方で喋ってくる。こんなんじゃ状況が掴めないじゃないか。

「その子何してる!?」

「えーっと、銃構えてるよ。これ本物かなぁ?すごい重たそう」

何考えてんだ、脳内花畑。

普通銃構えてる人いたら逃げるだろう?何のうのうと友達に電話してんだよ。阿呆か。

「とにかくっ!今すぐ逃げろよ!」

こいつと言い合ってたらフィニアが撃たれることは確実なので、大切なことを言って電話をきった。


-ドンドンドン-

全くまたなんなんだよ!

イラつくなぁ。

僕はわざとどすどす音を立てて玄関へ向う。


フィニアと同じような場面に遭遇するなんて思わずに。

すみません、文章力の無さがきらめく回でした。

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