#25 冬休みまでの憂鬱
みなさんこんにちは!アオです!
それでは「転校生VS私の恋愛バトル」をどうぞ!
文化祭が終わり日常が戻ってそれも過ぎた12月。本格的に寒くなってきた。
好「翔、こっち手伝ってもらっていい?」
翔「ああ、わかった。じゃあこれを紗耶香先生に持っててもらっていいか?」
私「うん。わかった。」
文化祭のあの一件があって一時期はどうなるかと思ったが
二人が気まずかったのは最初だけだった。時が過ぎれば解決してくれると
いうが本当にそうなんだなと実感した。
それに二人は学級委員長のところで見れば最高のパートナーだ。
誰から見てもそうなので認めざるを得ない。
一方、私はというと今ももちろん翔に恋心を抱きながら書記として
二人を支えている。恋愛とかそういうの抜きでも楽しい。
恋愛面でみればそれこそ進展はない。というのも学校では文化祭が終わると
次の行事は卒業式だけだ。もちろん2年の私たちは卒業なんてしない。
それに3学期の話だ。だから私から誘わない限り進展は全くない。
私が頼まれたものを持って行った帰りの廊下で綾香と会った。
綾香「あれ?何か用事があったの?」
私「うん、翔に書類持って行ってって言われたからその帰り。」
綾香「そういうこと。というか最近、進展ないね。」
向かう途中で考えていたことを言われた。
私「そうだね。でも仕方無い気がする。行事だってもうないし.....」
綾香「確かにそうだよね....じゃあ紗耶香から遊びに誘ったら?」
私「私から!?無理無理。誘うなら綾香から誘ってほしい。」
綾香「なんで私なのよ....まあ紗耶香のためならいいけど。」
私「いいの!?」
綾香「でも、遊びに誘ってもどこいくの?」
私「う~ん、どこかいい場所知っている?」
綾香「と言われても....微妙だけどカラオケはどうかな?」
私「カラオケかぁ~...緊張して歌えない気がしてきた。」
綾香「まあ、仲をさらに深めるって意味でもいいんじゃないかな?」
私「そうだね。翔も誰か誘っておいてもらった方がいいかな?」
綾香「紗耶香ねぇ~。本来は二人で行くものなんだよ。」
私「あれ?そういうものなの?」
綾香「そう、そういうものなの!だから私からじゃなくて
紗耶香から誘った方がいいと思うけどね....」
私「でも、なんか変じゃなかな?そんな仲良くない私が誘って。」
綾香「あれだけ一緒にいて仲が良くないっていうのは違うと思うな。」
私「でも、綾香の方が翔と一緒にいた時間は長いよね?」
綾香「確かにそうだけど...私は紗耶香を応援しているからね!」
体育祭の時まで話は戻るが綾香は翔と幼馴染だ。だから一緒にいた時間は
めちゃくちゃ長い。それを知ったときはちょっと綾香が遠くに行くのを感じた。
綾香「とりあえず、私が誘っておけばいいね。」
私「うん、よろしく!」
私たちはそう言ってチャイムがなる1分前に席についた。
次の時間、ふと翔の方を見ると綾香と話している姿が見えた。
多分、さっきのカラオケの話をしているのだろう。
翔の顔はいつもより何というか楽しいというか嬉しいような表情をしていた。
それに私はちょっとだけだがモヤモヤした気持ちをもった。
数分後...翔と話をつけてきたであろう綾香が私のところに来て
綾香「部活が無い日だったらいいよだって。」
私「本当!?ありがとう!恩に着るよ。」
綾香「も~、紗耶香は大げさだな。まあ頑張ってね。」
私「うん。」
綾香の案から始まった私の恋愛の助けのおかげで順調に少しずつだが
距離が近づいているように私は感じた。
というか女子2に対して男子1はさすがに翔がかわいそうなのでは
と感じていた。まあいっか....
好「さっきの話一部始終聞いていたわ。」
そう言って私に話しかけたのは好だった。好の表情は嫉妬を
するでもなく本当に普通の表情だった。
私「そうなんだ。」
あの時から業務連絡意外は好とは話していなかったので
こうやってちゃんと話すのは久しぶりだ。
好「私は、ダメだったけど、紗耶香ならいけると思うわ。
それと前はあんなことをしてしまって悪かったわ。ごめん。」
好の口からは予想もしなかった言葉が出た。そりゃあライバルだった
とはいえ振られた後にこんなことを言えるのはさすがだなと思った。
私「いや、思ったんだけど誰もが恋をしたらこうなるんだなって
体感できた良い機会だったよ。それに私もダメな可能性だって
あるんだから。諦めずにアタックしてみなよ。」
好「綾香から聞いていたけど紗耶香ってどこまでもお人好しなのね。
わかったわ。私もアタックするから。これからもライバルでね。」
彼女のそう言って笑った顔は久しぶりに晴れた空のようだった。
好と話をして別れた後、入れ替わりのように綾香が来た。
綾香「さっき好と話をしていたっぽいけどなんかされてない?」
私「も~。そんなわけないよ。ほら大丈夫だから。
それに好は私のことを応援してくれていたよ。」
綾香「えっ!?そうなの。そっか....」
私「でも、これからも恋のライバルとしてよろしくだって。」
綾香「そうなんだ。じゃあ負けないでよ!」
読んでいただきありがとうございました!
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それでは次回お会いしましょう!アオでした~!




