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#24 好の気持ち

みなさんこんにちは!アオです!

それでは「転校生VS私の恋愛バトル」をどうぞ!

好「かっ....翔ちょっといい?」

そう言って好は遠くから私たちの近くにいた翔を呼び出した。

翔「わかった。さき帰っていてくれ。」

そう言い残して翔は好のところへ行った。

綾香「紗耶香、追いかけなくていいの?」

私「なんで?」

綾香「なんでってあの流れは告白でしょ!」

私「そんなのはわかっているよ。でもいくらなんでも私が出る

  場面ではないでしょ。」

綾香「確かにそうかもしれないけど好が振られた後に告白は?」

私「さすがにしないよ。私はただ翔が幸せならそれでいいよ。」

綾香「前にも言ったけど紗耶香ってお人好しすぎるところあるよね。

   この場面だったら絶対私は追いかけていた。」

私「まあ、人それぞれ考え方はあるからね。

  それに今の私が告白したところで付き合うなんて無理な気がするから。」

綾香「....そうなのかな....文化祭のとき見ていたけどやっぱり私は

   二人がお似合いだと思うけど。まあ頑張りなよ。」

私「そうだね。」

そう話ながら私たちは学校を出ていった。少し沈黙が続いていると

後ろから走ってくる姿が見えた。もちろんその人が誰なのかは

わからなかったが私はその次の瞬間、その人が涙を目に走り去っていた。

それだけでもう私は全てがわかった。文化祭は誰しもが

ハッピーという気持ちになるのではないことを私はこの時悟った。

それを見ていた綾香は何かを言いたそうな様子だったがやがて黙った。

私「私もああいう風になっちゃうのかな。」

沈黙を破った言葉がこれだ。言葉を発しただけで泣きたい気分になった。

綾香「そんなことないよって言いたいけどでも....あれを見ていると....」

わかっていたがいざ綾香からその事実を告げられるとああ本当なんだなと

悲しい気持ちになりながら実感した。

その後、私たちの間には会話がなかった。

翌日....文化祭が終わり大きい行事がない冬の時期に突入した。

あれから好は大丈夫かなと思っていたがそんな心配は要らなかった。

内心では傷ついているかもしれないが表ではいつも通りだった。

そんな彼女の姿に強いなと思っていた。

綾香「紗耶香、おはよう。また好を見ているの?前までライバルだったのに。」

私「おはよう。確かにそうだけどそれでもなんていうかわからないけど

  複雑な感情になっているんだよ。」

綾香「恋愛って残酷だよね。こっちがどれだけ愛しても相手には

   伝わらない可能性の方が高いのに。それでももしかしたらと淡い期待を

   抱きながら過ごすわけだからね。」

彼女は恋愛をしたことがないのに重い言葉に私は聞こえた。まるで昔自分が

体験したかのように語っていた。

綾香「まあ、といってもしょせんは他人の恋愛だから。まずは紗耶香自身の

   恋愛なんだよ。わかっている?」

私「うっ....うん。わかっている。」

綾香「なら、いいけど。」

綾香はその後何か言いたげな感じだったが去っていった。

今日の3時間目は学級での困りごとなどを話し合う場だ。

綾香にそうは言われたものの気になりすぎて集中できなかった。

そして3時間目。学級委員長である翔と好、書記の私は前に出た。

二人がすれ違ったとき「あっ」と言って気まずい空気になったのは

言うまでもない。しかしそれに気が付いたのは二人と私だけだ。

翔「それではクラスで困っていることやものを発表してください。」

何人かの人が手を挙げていた。

好「では、○○さんお願いします。」

あの出来事があったとはいえ二人の息がピッタリなのは変わらない。

いつもは私に睨みつけながら目を合わせてきたがそんなことはなかった。

それどころか目が笑っているように私は見えた。

そして会は進行されていき無事、3時間目が終わった。

翔「お疲れ様。黒板、先生が写真を撮るから残しておいてだって。」

私「わかった。」

好「お疲れ様。」

彼女はそう言ってそそくさと離れていった。

翔のそれを追いかける目は複雑な感情を持っている様子だった。

ひとまず私は二人の状況には口出しをしないと決めた。

好と翔とのあれがあってから私はしっかりとアタックできるようになった。

つい前まで、ライバルがいたがその人が今はもう.....

つい、ありがとうと思ってしまった私は悪いとはっきりと認識していた。

好となんとかあったが昨日私たちがいたのを気づいていたのか話さなかった。

そんなことを思っていると

翔「紗耶香、なんだか今日元気ないけどどうした?」

私「いや、そんなかな?」

翔「俺にはそう見えるぞ。あれかもしかして文化祭の疲労とかか?」

斜め上を行く考えに私はくすっと笑った。

私「フフッ。そんなわけないでしょ。文化祭、楽しかったから。」

翔「やっと笑った。その笑い忘れるなよ。」

翔はそう言って離れていった。そのとき私は思った。やっぱり

こんな風にしてくれる翔のことが好きだということが。

いつも彼のことを考えるだけで胸が締め付けられる。

日に日にその気持ちは高鳴っていく。でも今はまだその時ではない。

本当の"その時"が来ることを願って。

読んでいただきありがとうございました!

ブックマークを付けてくださるとうれしいです!

それでは次回お会いしましょう!アオでした~!

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