#14 委員会活動中の出来事
みなさんこんにちは!アオです!
それでは「転校生VS私の恋愛バトル」をどうぞ!
キーンコーンカーンコーン。下校を告げるチャイムがなると同時に
クラス中の人たちが一斉に廊下に出た。いつもならここですぐ帰りたいが
今日は昼休みにも行った委員会活動があるので残らないといけない。
放課後にもなって残るのは少しつらいが翔と一緒だと楽しい。
やっぱり好きな人ってすごいなと私はしみじみと思った。
翔「よし。行くか。」
私「うん。」
ちょうど考えていた彼が来てことにドキッとしながら私はそう返事をした。
図書室に着き、彼がカギを使って扉を開ける。暑くなってきた季節なのに
クーラーがきいていなかったので少しむしむしする。
翔「昼にも言ったけど図書室を使う人いないよな。ましてや放課後に。」
私「確かにそうだよね。しかも暑いし.....」
翔「だな。とりあえず時間になるまで本を読んでいるか。」
私「そうだね。」
私はそう言って昼に読んでいた小説を棚から出してきた。
昼休みの時間、翔は本を読んでいなかったがさすがに暇になったのか
このタイミングで彼は本を読み始めた。
私「何読んでいるの?」
昼に私が質問されたことをそっくりそのまま翔に問いかけた。
翔「俺は、これ。」
そういって、本の表紙を見せてくれた。「バスケを上手くなる20のコツ」
私「へぇ~。熱心だね。」
翔「そうかな?これくらいしないと試合とかには出れないから。」
私とはまた違った悩みを彼は持っていた。
翔「紗耶香は昼に読んでいた本の続き?」
私「そうだよ。」
そう言って私は翔と同じように本の表紙を見せた。
翔「恋愛とかって好きなタイプ?」
私「いっ.....いやそういうことではないけどなんだか一度読み始めたら
最後まで読まないと落ち着かないから。」
翔「そうなんだ。」
彼はそう言って目線を本に落とした。私も同じように目線を本にした。
数分後......
女子「すっ....すみません。本を借りたいのですが。」
そう言って彼女は本を出してきた。放課後に図書室にいるなんて珍しいな
と思いつつ私は
私「はい。わかりました。」
そう言ってバーコードを読み取った。そして本を渡した。
女子「ありがとうございます。」
彼女はそれだけ言って図書室を去っていった。
翔「珍しいな。こんな時間に。」
私「そうだよね。私も思った。でも放課後の図書室が一番静かだから
そういう面ではいいかもしれないよね。」
翔「確かに言われればそうだな。」
そして私たちはまた本を読み始めた。蒸し暑さを我慢しながらいると
今度は廊下から足音が聞こえてきた。最初は先生だろうと思っていたが
その足音はちょっとずつ近づいてきて図書室に入った。
私が入口の方を見るとそこには好が立っていた。
翔「あれ?好も本を借りに来たの?」
と翔が私の思っていることを代弁したように言った。
好「うん。忘れ物を取りに戻ってそのついで。」
私はそんなついでで来るものなのか?と思いながら話を聞いていた。
そして好が図書室を移動すること数分
好「じゃあこれを借ります。」
翔「はい。わかりました。」
彼はそう言って彼女から本を受け取りバーコードを読み取った。
翔「はい。どうぞ。」
好「ありがとう。」
ただただそれだけの光景なのに私は胸がちくりと痛んだ。
そしてそれとほぼ同時に学校終了のチャイムがなった。
翔「もうこんな時間か。紗耶香片付け手伝って。」
私「うん。わかった。」
片付けと言ってもそこまで行うことはない。好に目をやるとやっぱり
私のことをにらんでいた。確かに翔のことが好きだけど何も委員会の
ときにわざわざ来なくてもよいのにと思った。
おそらく本来の目当ては翔と話すことだろう。だから忘れ物をしたと
いうウソをついてまで図書室へ来たのだろう。
そして好は図書室から出て行く気配はなかった。
翔「どうしたんだ?好。帰らないのか?」
翔も不思議に思ったのかそう好に問いかけた。
好「いや、帰る人がいないから、翔と一緒に帰りたいんだけどダメ?」
なんとなくわかっていたことだ。
翔「いいけど、紗耶香はどうだ?」
私にそう言ってくれるとは思ってもいなかったので
私「えっ?私。確かに一人になるからいいけど....」
なんとなくだが好と一緒に帰ったらもっとライバル心を燃やされそうで
怖かった。だからそういったのだが....
好「いいよ。全然!一緒に行こう!」
好はそう言った。多分、好の前ではいい子にしていたいのだろう。
翔「じゃあ決まりだな。」
そう言って私たちは玄関へ行った。帰っている途中
翔「そういえば、紗耶香と好は仲いいのか?」
と私たちに聞いてきた。好がどんな反応をするのかで私も合わせようと思った。
好「転校してから仲良くしているよ!」
やっぱりいい子がいいのか.....と私は内心ため息をつきながらも
私「そうだよね!」
と私は相槌を打った。しかし、気持ちはもやもやだ。
翔「そうなんだ。夏祭りの時もそうだけど2人ってやっぱり仲いいよね。」
私は心の中で「違うよ。ただただ私と好はライバルで翔のことが好きだから
だよ。」と思っていた。
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それでは次回お会いしましょう!アオでした~!




