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回帰  作者: 朝霧篠雨
9/12

無題1

※1、2、逆で合ってます

文学。

学である。

わらえる。


学。

学。

学。

私ですか?

私のは、その壇上にも上がらぬような駄文です。

そりゃあもう、膿です。

文膿です。

苦心しながら、半狂乱になりながら、体中の吹き出物を潰しているのです。

しかしまだ、私には、これが必要なのです。

ただ一つ、たった、一つだけ、生まれて初めて本気を出して、それでもって書きたい物があって、それを書くのに、この膿疱は潰さねばいけないのです。


何も要りません。


ただ、誰かの為に書く小説。

それは小説と呼ばせてください。

今はまだ、ただの駄文、膿、ごみくずで良いのです。


偉そうに思案しながら、ふと、鏡を見上げると、悲惨な私が映っています。

これは私。

私の、顔です。

この世で最も悲惨な、人間。

人間。

わらえる。


きっと言われる。

だであるですます。

わらえる。

私の脳でも、一度覗いてみればいいんです。

激流に呑まれてしまって、それで、発狂してみればいいんです。


そう思いつつ、また鏡を見上げるのです。

わら、わら、わら。

笑、嗤、哂。


 これは、きっと、夜に書いたものです。

メモ帳から転写する過程で、いつぞやの私は、面白いことを書きやがる、そう思いまして、ここに載せさせていただく次第です。

然る病院に行くべきか、迷いました。それで、色々と話をする男がいて、彼に病院へ行くべきか相談して、色々と会話を重ねていくうちに、私はどうやら、「頭の中に精神科を飼っている(これは彼の表現を借りております。中々上手いことを言うと感心した記憶があって、今でも覚えております)」らしいことがわかりました。

行くのはやめました。

それはそれで、危険なのやもしませんが。

案外、私はまだ十八ですから、これが社会一般の人間の常であって、平々凡々のことを、何を今さらと馬鹿に大げさに書いているだけなのかもしれません。


ここまで書いて、馬鹿らしくなったので、もうこの文章は終わりにします。

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