第35話 もう一人の主人公
はい、初めて…かな?番外編のようなお話です。
美琴ルート
陸祐ルート
のような形ですね。
ちなみに、美琴と陸祐は、殆本編では接触しません。
「す…好きです!付き合ってください!」
それは、校舎の裏の出来事。
僕、穂村 陸祐が目の前の彼女に告白した…出来事。
今日は、彼女の誕生日。
…僕は、恥じらいながらも、彼女のいる教室へ向かう。
「失礼します、榊さんはいますか?」
「あー、榊さんはなんか教室を出て行ったぞ」
文化祭。
僕は一年生で、彼女は二年生。
僕としては、年上の人を好きになるとは思ってもみなかった。
(--- すべてのはじまりは、すべての終わりを指す。 僕にとって、その言葉が…一番好きでも、嫌いでもあった。 ---)
「貴方が望む事をすればいいよ、穂村君」
「…はい」
あの日…嫌がらせをされて、傷ついて…いつの間にか、学園の裏に来ていた。
そこで、彼女と出会った。
彼女は、『☆恋愛☆成就☆』という本を黙読していた。
「あの…」
「…フムフム、押しと引きか…」
独り言をゴニョゴニョと話している。
「あの~…」
「はっはぃ!?わっ私!?」
「貴方以外いないと…」
どうやら、夢中だったようだ。
邪魔…したかな?
「えっと…何…かな?」
「何しているのかな~と、こんな人気のない場所で」
「特訓」
「何の?」
「愛の」
「さようなら」
「待つよろし」
と言って、僕の腕をつかむ。
潤った瞳で僕を見つめる彼女は、まるで、子犬のようである。
う…、やばい…かわいい…
「君、今フリー?」
「はっはぃ?」
「だから、付き合ってる娘いるかってこと!!!」
「いっいませんよ!…あ」
「ク…アハハ~面白いね、君…あ、そうだならさ、私の特訓を手伝ってくれない?」
と、笑いながら、冗談を言ってそうな顔をして言うが、全然冗談として見ていいセリフではない。
というか、特訓は一人でするもんです。
「そーだね…それじゃあ、まずは告白から!」
こうして…僕は、彼女と付き合うこととなった…。
仮にも、特訓として…。
でも、僕自体が、彼女と触れあっていく過程で、段々と彼女に惹かれていった。
(初めて、僕は恋をした。)
お待たせしました! 蒼い果実と赤い種子 後篇 は、制作中です。
少し後に出しますので、次回をやよいよろしく
「はーい!とりあえず、任されときます。文化祭がはじまります。文化祭では、様々な人が知識を振り絞った出し物が、あちらこちらに…。しかし、美琴たちのクラスでは、まだそれが決まっていなかった!?大急ぎで、出し物を考えるのだが…」




