第34話 蒼い果実と赤い種子 前編
今回は、夢兎空のお話です。
文化祭を前に、夢兎空の様子がおかしい、それを探るべく美琴は動く。
いよいよ文化祭当日。
…だが、僕はあの日のことが気になっていた…。
(--- C棟 ---)
「…」
「どうしたんだよ、夢兎空」
「余計な御世話を…」
「フン、あんなところにいられちゃあ面倒だっただけだ、勘違いスンナ」
なんて会話をしながら、夢兎空のクラスへ向かう僕たち。
…まあ、C棟にいるということは…やっぱり、あいつらもいるわけで…
「おい、柳!」
「…はぁ…なんだよ」
バゴッと大きな音を出して、僕は廊下の床へ倒れる。
まあ、あいつらというのも、いつもの 意地悪軍団 というべきか
そして、いつものように、僕は殴り飛ばされるわけだ。
来た時、帰る時…。
最近は咲蘭歩がいないことをいいことに、結構ひつこく付きまとってくる。
そんなに好きか?僕が。
ケンカするほど仲がいいなんて言うが、ケンカの数だけ友情が深まるのは、また別の話だ。
「美琴!」
「へっ、大丈夫」
口をふき、強気な僕に対して、あざ笑う奴。
そんな面白いのか?
または、頭がクルクルパーとかか?
どちらにせよ…ここを通るには、強行突破以外ないという…こととなる。
「逃げねぇってか?一著前に構えてんな!柳!」
「るせぇよ、もう頭にきてんだ、少しは僕の力を見せてやる」
右腕をひじを曲げ、伸ばし左腕を腰の近くまで下げる。
そして、俊足の速さでさっと相手に近づいて…左へ一歩、右へ一歩!
&アッパー!
「ぐあっ!」
アッパーの一撃を食らった奴は、床に仰向けになる。
しかし、僕はそこから追いうちをかける。
そのまま奴の溝打ちに攻撃を仕掛ける。
腕を真下に落とし、トドメをさすと、僕は夢兎空のところへ戻った。
「美琴、意外と強いんじゃんか」
「…とりあえず、行こう2組へ」
「あ、待てよ!」
(C棟 2年2組 教室前)
ガラガラ...と音を出しながら、教室と廊下の境界線がなくなる。
僕らがここに来たのをまるで悟っていたように、教室の中にいた生徒がこちらを見ていた。
「よぉ、潤野!サボって楽しいか?あぁ?」
「おまけに柳と一緒かよ、まったくお暑いねぇ!?」
「…行こう、美琴」
お熱い歓迎の中、夢兎空は教室から出ようとする
が、僕は咄嗟に手をつかむと彼女はそういった。
「…原因は大体わかったよ、夢兎空…僕もおんなじようなもんだからさ…ほおっておけないんだ」
僕はそういうと、もう一度教室の中を見る。
するとその中に、ある女の子がいた。
次回-True the story-
「ええ、次回は…蒼い果実と赤い種子 後篇ですね」
「実際このキャラあんまり出番ないからねぇ、二本立てなんて、もってのほか!」
「またセルフィさん…あなたですか」
「いいじゃない?何か?」
「いいえ、何も。作者さんも結構飽きてきているので、いい加減オセロに戻ってください」
「それは無理ねーあー作者さんが書いてくれるなら話は別だけど~」
「…今度言っときますから…では、次回予告」
「2年2組に到着したのはいいものの、そこで夢兎空の秘密を知らされる。美琴にそのことを知られた夢兎空はそのまま教室を出て、去ってしまう。急いで美琴も追いかけるが、見つからず生徒会に頼んでみるのだが…」




