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第31話 文化祭-準備後篇-

(--- A棟 ---)


「あ、あれは…」


「夕ちゃんだわ、どうしたのかしら?」


教室の前に少し暗い顔でボォ~と立っている。

…声をかけてみるか。


「行ってみましょう」


「ええ、そうね」


A棟は、殆一年生が扱う場所だ。

察しの良い方はわかるだろうが、野乃さんは一年生だ。

生徒会執行部行動部員は、一年から三年まで、皆平等に階級が与えられている。

だから、執行部行動部員の中で例えば一年生が居たとしても、その子にも称号を与えるという仕組みである。

また、狩野さんもたしか一年生だったはずだ。


「野乃さん、どうしたの?」


「…」


「夕ちゃん?」


「はっはぃ!?」


ようやく気がついたようだ。

…本当に、どうかしたのだろうか?

僕は、彼女が見ていた方向を見る。

すると、4,5人で話している男子グループがある。

もしかして…


「野乃さん、ぼぉ~としてたからさ何を見てるのかな~ってね」


「あ…ああ…それは…」


そわそわしてるな…、どうやら原因は彼らか、またはその中の一人か…といったところだ。

以外と鋭いところもある僕。

ふ~む・・・恋相談とかだったら、僕の出番はないな。


「はは~ん、さては好きな人でもできたか~?」


と、会長は冗談気に言う。

すると、野乃さんは、ゆっくりと首を縦に振る。

ギョッと会長と僕は驚いた。

まあ、的中したのはさておき、ある意味彼女が好みそうな男子はあの中にいそうになかったからだ。

…もしかして、その隣にいるあの女の子…て、あれ?

あれは!!!


「夢兎空!!!」


気がつくときには、そう叫んでいた。

そう、彼がいたのだ。


「出ましたね、女顔」


「何時ぞやの恨み、今こそ晴らす!」


なぜかそこは決闘場バトルフィールドのような世界となっていた。

僕は、忘れない…あの怒りのボルテージ120%の絶頂を越したあの瞬間を…!!!


「今、急がしいんです、話しかけないでください」


「うがー!!ムカツクんだよ!なんだよ!僕がそんなにムカツク理由でもあんのか!!!」


そういうと少し俯いて、上を向いて、元に戻して


「顔?」


「疑問形にすんな!!!質問として返すなっ!」


「…うっさい」


周りはざわついている…、少し僕は恥ずかしくなってきた…。

一年生の面前で…

ってあれ?なんで夢兎空がA棟にいるんだ?

あいつは僕と同じC棟のはずだが…


「おまえ、なんでこんなとこにいるんだよ?」


「…手伝い」


「自分のクラスの出店はどうしたんだ?」


「…」


ん…?様子がおかしいぞ…。

何かあったのか…?


「C棟に戻るぞ、話はそれからださあ」


「…なんで指図するの」


「これは、指図じゃない執行部会長の代行の名として命ずる直ちにC棟へ戻れ」


「…!!!」


さらに周りがざわつく。

なんだろう…。というか、会長たちはどこへ…?

とにかく、この名を使い、ひとまずC棟へ向かうことになった。




次回より、シーズン2のはじまりです。

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