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第30話 文化祭-準備中編-

少し遅くなりました。

まあ、今回は三人称ですが、よろしくお願いします。

後は…これをあの木につけるだけ…。

美琴は、星の形をしたアクセサリーを持って、そう思っていた。


「やぁやぁ、張り切ってるね~やっくん」


と、そこへ執行部三人衆がやってくる。

が、そちらを見らず、木の方で集中しなかがら美琴は


「ああ、どうも」


と一言返した。


「無愛想だなぁ~…まあ、そんな君にもこれをあげれば、懐くだろう」


「…」


やはり、無言である。

そこで、執行部三人衆はある写真を取り出した。


「まあ、見たまえ…会長の秘蔵写真」


そこへ聞いて現れたか会長・歩登場。

執行部三人衆は急いで写真を隠すが、既にバレていた。


「目は口ほどに物を言い…それ、いくらで売るつもりかしら?」


ニコニコする内側には絶対といっていいほどの怒りがこもっていた。

まさしく、目は口ほどに物をいいというだろう。

執行部三人衆は、その場に正座して、謝罪をする。

その後説教され、30分近くで解放されたのだ。


「ほっ本当にすみませんでしたぁあああ!」


バタンッ!

と大きな音を立てて教室を出て行く三人は、それはそれは見苦しい姿である。


「まったくもぅいっつもいっつも…」


「桜咲さんが、モテるからですよ」


「やぁーもぉ~またそんな事を言う~」


冗談ではない、美琴は事実を言っているまでだ。

会長といっても、学校の生徒であることには変わりない。

だから、平等に授業も受ける。

ただし、帰る時間帯とやっていることの差なだけなのだ。

暇があれば、のほほ~んと校舎を回るような彼女は、飢えた男子のターゲットになりやすい。

そのため、しょっちゅう告白されているのだ。

また、裏ではファンクラブなんて作られているらしい。


「そういえば、桜咲さんは」


「ん~?」


「好きな人とか…いるんですっか?」


あまり背が高くないため、必死にあの手この手でツリーの上に星の形のアクセサリーをつけようとするが中々うまくいってない美琴。

それを見上げるようにして見ていた歩は、突然の質問に戸惑っていた。


「よっと…こらしょ…うあっ!」


バダンッ!

あれこれと考える歩を前に、土台にした箱が崩れて倒れてしまいそうになった。

歩が気がついたときには遅く、既に地面に振動が走る。


「だっ大丈夫?柳君」


「へ…平気…です…」


まあ、ともかくようやくこれで、文化祭の準備は整って、後は出店のみだ。

様子を見に行くため、二人は体育館を後にした。







文中にある執行部三人衆…キャクターの詳細にメンバー書いときます

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