第29話 文化祭-準備-
世界には、咲かない花と咲く花がある。
その花は、咲かない花というとひとつは感情。
その花は、咲く花というとひとつは愛情。
一つ一つを積んで、でっかいひとつの心なり
「…なんだ?この花を前提としたのは」
「そういう話があるのさ」
とひょっこり出てきたのは、ひょっこり兄さんこと川梛 薫人だ。
体育大会以来、会うのは久しい。
そのあとに続いてなぜか九晴 夕空が出てくる。
おまえら、一度「ひょっ りひょう ん島」に行って、ひょっこり人になってこい!
と、心の中で突っ込んでいる合間、夕空は、僕の隣にくっつくようにして座ってきた
「ちょっ夕空!やめろって!」
「いいじゃ~んもっとさ、愛情を…」
「おまえに注ぐ愛情なんてねぇ!」
…ちなみに、僕たちは資料館こと図書館に来ていた。
というのも、昨日、生徒会長に呼び出しをくらい、ここにきているわけなのだが…。
「遅いなぁ…」
「ん?だれかまってたのか?」
「待ってないで、誰が学校の細川先生よりもつまらないこの空間に好き好んでくるかよ!」
「まぁ~そ~だな」
いちいち反応がいら立つなぁ…。
ちなみに、細川先生とは、国語の副任で、国語の担任である米尚先生が休みのときに来る60年代のばあさんだ。
生徒からの評判は勿論、先生たちからも活気に満ち溢れた暴言を吐かれている悲しい先生だが、理由がある。 ‘つまらない、常識に凝りすぎて、冗談が通じない、厳しすぎる‘ の三拍子を会得されたそれはそれはムカツク先生レベルMAXのダメ教師である。(悪く言えば、そろそろ退職とのこと)
っと…そういえば、それならこいつらはなんでこんな時間帯に…?
今、時間は午後の4時。
この時間帯というと、まだ下校中の生徒が多く駅のホームで制服を着て下校しても不振に思われぬ時間である。
が、僕の情報なら彼らはこの後ファミレスへレッツGO!!!な計画のはず…。
これは何か裏があるな…。
思考をフルに回転して考えろ…。
ん~…。
ん?よくよく考えてみたら、そうだこいつらは今制服だ。
ついでに下校時間と帰るまでの時間帯、それにここにいられる最低限度の時間は、約30分。
そして、偶然としか言いようのないこのぱったりな出会い…。
もっと早く気がつけば、こんなに考える必要もなかった。
そうだそういえば…
「おまえら、下校する行き先が反対方向だろ!!!」
「「ぎくっ!」」
「二人揃って、何してんだか…ねぇ、会長?」
「ええ、まったくね」
と、僕は後ろを振り向かず、気配を感じがままにその人物にバトンパスしたのだが、偶然にもいた。
そう、桜咲様である。
なぜ様を使うかというと、そりゃあ会長という花が高いですし?
僕みたいな位にいる人物はやはり目上に対しては、失礼のないように…と。
マッスル・マイケルさんが言ってたので。
「はぁ~…あのね?二人とも、あなたたちが柳君が滅多に行かない図書館に制服姿で入っていこうとするのを見て、面白がって着けて行ったのは知ってるわ」
流石…。と言っていいだろう。
というか、すごすぎ…。
二人には、ちゃんとしごかれた後に、帰ってもらったので
さて、それでは…本題に移りましょうか
「会長、今日僕を呼んだのはなぜです?」
「勿論、文化祭の件についてよ」
なるほど。
こうして、何時間もたった二人で討論することになった。




