第21話 生徒会の招待状
(--- 秘密の部屋 ---)
「はぁ・・・はぁ…成る程…な、やっぱり…お前が…」
「意外と早かったな、美琴…それだけ覚えていたのは、尊敬するぜ」
「だって、ここはそういうところだろ?」
「かもな」
僕とやり取りしているこの人物こそ…生徒会執行部行動部員会長…春日 縫だ…。
僕や薫人たちと昔遊んでいて、リーダーのような存在だった男だ。
そのグループの名前は、「コメコイ4」 コール メロディ コーラス イニシャル 4(旋律を呼ぶ頭文字の合唱4人組)。
今思えば、それは懐かしい・・・。
本当に…。
僕、薫人、由恵、そして…縫。
後は、それから加わった百合姉や・・・美琴…。
みんなで遊んだ、あの水鳥乃公園や近所の遊園地で、ブランコで遊んだことや、遊園地の観覧車に乗って、街の景色を見ていた事・・・。
全部が僕の脳裏を映っては消え、映っては消えていく。
「この問題は、やっぱり僕宛だったんだな」
さっき、放送が流れて、{第一回答者が現れたので、この特別イベントを終了して体育大会を続行します}というものだ。
「まあ、お前なら解けると思っていた、それでだ」
「なんだ?」
「お前、生徒会に入らないか?」
そう僕が言うと、彼は急にまじめな顔になってこういった。
僕は、少し考えていた。
…すると、なぜか僕の脳裏には、咲蘭歩がいた。
・・・彼女は、もう一人の男の子と共に桜花道を歩いていた。
それは、僕ではなかった・・・。
僕にそっくりな…美琴の姿だ・・・。
「…わかった…」
僕は、その誘いに乗った。
…なぜだかわからないが…そうした。
そうして、その後僕は体育大会に参加することは・・・なかった。




